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日本国内/京都特派員ブログ 旧特派員 韮澤 成行

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2009年4月14日

お多福桜の謎


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お多福桜の謎

%8C%E4%8E%BA%8D%F7%82%C6%8C%DC%8Fd%93%83.jpg 「わたしゃお多福御室の桜 はなが低くても人が好く」という俗謡がある仁和寺の御室桜。花が低い位置で咲くので、鼻が低いお多福になぞらえて「お多福桜」とも言われます。150本ほどあるというこの桜(品種は大半が御室有明)は開花が遅く、京都の桜の「取り」を務めます。先週末に満開になったというので、日曜日(12日)に見に行きました(入山料500円)。

江戸時代の前期以降に植えられたらしいこの桜は樹高が低い(せいぜい3メートルほど)のが最大の特徴で、原因は謎とされてきました。地下に岩盤があるので根が張れないからなどの説があり、一昨年、千葉大学と住友林業が初めて土壌などの科学調査を行いました。


結果は推測と大きく違うものではなかったようです。岩盤はなかったものの粘土層があり、この上に盛り土をして桜が植えられているため、この粘土層が根の成長を妨げ、木の生育にも影響を及ぼしているということでした。意図したことなのかどうか知る由もありませんが、粘土層が植木鉢のような環境を作り、言うなれば御室桜は桜の盆栽だったということのようです。


東京から日帰りで見に来たこともある御室桜。仁和寺での花見は花の雲の中にいるような感じがします。花は八重咲きのものが多く葉も一緒に出てくるので、ソメイヨシノなどと比べれば大変「濃いー!」です。先週は全国的に夏のような陽気となり、京都の桜は一気に咲き終わってしまったような気がします。そして御室桜ももう散り始めているそうです。

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カテゴリー 見所・観光・定番スポット
2009年4月14日
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      韮澤 成行
      東京の出版社を退職後、京都に転居。これまでは本の中の話でしかなかった歴史上の出来事が、ここには形跡とは言え今も身近に数多く残っており、現在も遠い過去もいつも並存しているような気がしています。京都には平安時代の初めに実在した人物が、ある寺の井戸から毎夜、冥界に通ったという言い伝えがあります。私も千年昔に行き来できるタイムトンネルを見つけたいと思っています。

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