長刀鉾稚児社参 ‐祇園祭‐

公開日 : 2009年07月13日
最終更新 :
%92t%8E%99%8E%D0%8EQ%8C%A9%95%A8%90l.jpg

写真を撮ろうにも観客の一番後ろです。各自ケータイやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ。何という言い方!)を頭上に差し上げています。近年、写真を撮るようになって一番ガッカリしたことは、祭など人々が多く集まる場所でファインダーを覗いていると、視野の中に突然下からケータイがヌッと現われることです。ファインダーを覗いて撮る一眼レフカメラのユーザーは実に弱い立場だということを実感しました。ケータイ写真家の皆様、なにとぞ後ろの観客にもご配慮下さい。

%83R%83%93%83f%83W%82%C5.jpg
%92t%8E%99%82%C6%93%C3.jpg

さて、また前置きが長くなりましたので、その分、本題を端折ります。

かつては船鉾以外の鉾には生身の稚児が乗ったそうですが、今、生身の稚児が乗るのは長刀鉾だけ。あとは人形で代用しています。このため長刀鉾の稚児は「生稚児」(いきちご。なまちご、ではない)と呼ばれ、五位少将、十万石の大名の位を与えられます。そしてこれを受ける儀式が稚児社参です。

今日からこの稚児は自分の足で地面を踏むことが許されません。外に出るときは強力(ごうりき)に担がれて移動します。また生活の場では女人禁制となり、このような生活が山鉾巡行が終わるまで続きます。この稚児は小学生の男子です。(で、学校はどうすんだ?!)

写真に見えるあとの二人は禿(かむろ)と言って稚児の補佐役です。

%92%B7%93%81%96g%92t%8E%99%8BL%94O%8EB%89e.jpg

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。