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日本国内/京都特派員ブログ 旧特派員 韮澤 成行

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2009年7月13日

長刀鉾稚児社参 ‐祇園祭‐


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長刀鉾稚児社参 ‐祇園祭‐

%92t%8E%99%8E%D0%8EQ%8C%A9%95%A8%90l.jpg 今日は11時からの八坂神社での長刀鉾稚児社参に向かいましたが、祇園祭=交通渋滞という連想がまったく働きませんでした。四条通でバスは停車時間の方が長くなり、歩いた方が早いような気さえしました。でも暑い中、カメラを入れた重いバッグを提げて20分も30分も急ぎ足で歩きたくはありません。間に合わなければそれまでのことと腹を括りましたが、通常の恐らく倍以上の時間がかかったものの、定刻に八坂神社に到着できました。儀式は丁度始まったところ。思っていたほどの人込みではなかったものの、山鉾巡行の主役ともいえる長刀鉾の稚児の行事ともなると、綾傘鉾の稚児社参 の時の見物客の比ではなかったように思います。

写真を撮ろうにも観客の一番後ろです。各自ケータイやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ。何という言い方!)を頭上に差し上げています。近年、写真を撮るようになって一番ガッカリしたことは、祭など人々が多く集まる場所でファインダーを覗いていると、視野の中に突然下からケータイがヌッと現われることです。ファインダーを覗いて撮る一眼レフカメラのユーザーは実に弱い立場だということを実感しました。ケータイ写真家の皆様、なにとぞ後ろの観客にもご配慮下さい。


%83R%83%93%83f%83W%82%C5.jpg 今日もそんな状況だったので、私も非常用のコンデジを取り出して、後ろに人がいない事を確かめてから大きく腕を掲げて撮ることにしました。そして後で分かったことがあります。長刀鉾から八坂神社に向けて出発した白馬に乗った稚児の列を、私が乗っていたバスが追いかける形で走っていたらしいということです。これじゃ進めません!


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さて、また前置きが長くなりましたので、その分、本題を端折ります。
かつては船鉾以外の鉾には生身の稚児が乗ったそうですが、今、生身の稚児が乗るのは長刀鉾だけ。あとは人形で代用しています。このため長刀鉾の稚児は「生稚児」(いきちご。なまちご、ではない)と呼ばれ、五位少将、十万石の大名の位を与えられます。そしてこれを受ける儀式が稚児社参です。
今日からこの稚児は自分の足で地面を踏むことが許されません。外に出るときは強力(ごうりき)に担がれて移動します。また生活の場では女人禁制となり、このような生活が山鉾巡行が終わるまで続きます。この稚児は小学生の男子です。(で、学校はどうすんだ?!)
写真に見えるあとの二人は禿(かむろ)と言って稚児の補佐役です。


%92%B7%93%81%96g%92t%8E%99%8BL%94O%8EB%89e.jpg 慣れた観客は先回りして撮影ポイントに向かいます。初めての私は先が読めずにすべて後手。そんなわけで最後の写真は後ろ姿になってしまいました。

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カテゴリー イベント・行事・お祭り
2009年7月13日
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      韮澤 成行
      東京の出版社を退職後、京都に転居。これまでは本の中の話でしかなかった歴史上の出来事が、ここには形跡とは言え今も身近に数多く残っており、現在も遠い過去もいつも並存しているような気がしています。京都には平安時代の初めに実在した人物が、ある寺の井戸から毎夜、冥界に通ったという言い伝えがあります。私も千年昔に行き来できるタイムトンネルを見つけたいと思っています。

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