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日本国内/京都特派員ブログ 旧特派員 韮澤 成行

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2009年10月19日

大悲閣千光寺


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大悲閣千光寺

斎宮行列(前記事)が終わった後、保津川の右岸の道を当てもなく上流へ向かいました。景色を眺め写真を撮りながら歩いて行くと、前を歩いていた若い女性の二人連れの「行ける所まで行ってみよう!」という話し声。「それもそうだな」と胸の内で賛同し、更に先へ行ってみることにしました。


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天龍寺裏の亀山公園の展望台からは左上の写真のような光景が見られます。そこへ行くといつも保津川の対岸の山腹に見える建物が気になっていました。でも大悲閣という寺であることしか分からず、殊更それ以上の興味をそそられることもありませんでした。それにしても相当怖そうな所に建っていますね。(上の写真2点は昨年撮影)


そして今回の道の行き着く先がこの大悲閣(正しくは嵐山大悲閣千光寺)だったのです。この寺についてはほとんど何も知らないので、沢山の写真と簡単な説明で御茶を濁します。要は角倉了以(すみのくらりょうい)* が建てた寺です(←簡単過ぎ!)。


* 角倉了以:1554〜1614. 京都嵯峨の出身。安土桃山〜江戸時代初期の豪商で土木家。朱印船で特に今のベトナムあたりと貿易した.理数系が得意で?大堰川(おおいがわ≒保津川)や富士川、天竜川、高瀬川を開削した.言うなれば「水運の父」.亀山公園に像がある.


%93n%8C%8E%8B%B4%82%C6%91%E5%88%E4%89%81.jpg 寺へ行く途中、保津川の流れが北西へ向きを変える辺りは道が少し高くなり、渡月橋越しに市街地を望めます。遥か先には清水寺も見えています(写真の右上)。


%95%DB%92%C3%90%EC%82%CC%97V%97%97%91D.jpg 遊覧船やボートが大分上流までやって来ます。


%93%F1%82%C2%82%CC%93W%96%5D%91%E4.jpg %8BT%8ER%8C%F6%89%80%93W%96%5D%91%E4.jpg 左の写真の中央上と左上の木のない所が亀山公園の展望台。冒頭の写真は左の展望台から撮ったものですが、下から見るとそう高くは感じられません。


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ご存知トロッコ列車。1度だけ乗ったことがありますが、走行音がかなりうるさい。


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大悲閣への上り口(左)と解説の駒札(右)。


%8EQ%93%B9%82%CC%8D%E2%93%B9.jpg 参道途中の坂


%8F%BC%94%F6%94m%8F%D4%8B%E5%94%E8_%91%E5%94%DF%8At.jpg 松尾芭蕉も訪れたらしく、二句残しています。写真はそのうちの一句「六月や 雲の峰おく あらし山」が彫られた石碑。もう一句は「花の山 二町のぼれば 大悲閣」


%90%CE%92i%82%C6%8F%E0%98O_%91%E5%94%DF%8At.jpg 参道と山門と鐘楼。入山料は400円。


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亀山公園の展望台から見える建物(客殿)からの光景。寺側は「絶景」としていますが市街地は大分遠い。主なところでは比叡山、大文字の火床、仁和寺五重塔、双ヶ丘、清水寺、ほとんど木の枝に隠れた京都タワーなどが見えます。絶景かどうかは実際に見てご判断下さい。(脱線:私に取っての京都の絶景は、昔、上空を飛行中の機内から見た光景です。京都御苑や碁盤の目状の街並みがとても美しく、地図と同じだ!?と本末転倒な感動をしたことがありました)


%91%E5%94%DF%8At%8E%BA%93%E0%82%A9%82%E7%82%CC%92%AD%96%5D.jpg 客殿内部からの光景。何かの催しがあったとかで、茶菓子の接待を受けました。客殿は雑然とした感じのよその家の居間か仏間のようでした。寺に本堂はありません。損壊してしまったようです。総じてこの寺の建物は朽ちかけており、早く何とかしないとめっちゃヤバイです! 


%90%E2%8Ci%82S%82O%82O%89~.jpg %82%E8%8E%86.jpg で、諸堂の再建、改修計画があります。


%91%E5%94%DF%8At%81i%90%E7%8C%F5%8E%9B%81j%89%F0%90%E0.jpg 境内は急峻で狭く、寺の全容が分かるような写真は撮れませんでしたが、寺のことは寺に聞け?で、参詣人に配っているチラシに教えてもらいましょう。


%91%E5%94%DF%8At%82%CC%8F%E0%98O.jpg 帰りにちびた撞木で思いっきり強く鐘を撞いてきました。有名寺院ではありませんが、参詣人は少なくありませんでした。

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カテゴリー 見所・観光・定番スポット
2009年10月19日
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      韮澤 成行
      東京の出版社を退職後、京都に転居。これまでは本の中の話でしかなかった歴史上の出来事が、ここには形跡とは言え今も身近に数多く残っており、現在も遠い過去もいつも並存しているような気がしています。京都には平安時代の初めに実在した人物が、ある寺の井戸から毎夜、冥界に通ったという言い伝えがあります。私も千年昔に行き来できるタイムトンネルを見つけたいと思っています。

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