背割堤の桜

公開日 : 2010年04月07日
最終更新 :
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背割堤は京都府南部の八幡(やわた)市の北、宇治川と木津川の合流点にあります。正式には「淀川河川公園背割堤地区」と言い、国営公園です。

堤へは京阪電鉄の八幡市駅から約800メートル、その半分が橋の上という道を10分ほど歩きます。木津川の堤防の上に出ると、対岸に満開の桜並木が見えてきました。約250本のソメイヨシノの並木道は全長約1.4キロメートル、端まで歩くには気持がヘタレそうなほど延々と続いています。しかも道の先は行き止まりなので通り抜けなど出来ず、歩いた道のりをそっくり戻って来なければなりません。都合、往復約4.4キロメートル、私に取って分かりやすい換算をすると、京都御苑を一周(約4キロメートル)するより長い距離です。

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平日なのに結構な人出。休日には絶対に行きたくありません。八幡桜まつりの期間(4/1〜4/11)中でしたが何かやっているわけでなく、露店なども一切出ていません。飲食したい人は持参するしかありませんが、店などないのでゴミが散らばることもなく、気持ちよく花見が楽しめます。

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川風で花びらが舞い散り、吹雪のように降りかかってきます。光に透ける花びらが美しい花のトンネルを潜るのもいいものですが、私のお薦めは河川敷に下りて桜を見上げること。全国には木の数や植えてある距離などもっと凄いところもありますが、街中の桜並木などと違って背割堤には視界を遮るものは何もなく、何とも豪華で贅沢な眺めが満喫できました。

背割堤が今のような姿になったのは明治から大正にかけての頃で、もとは松並木があったようですが、木が枯れてしまったので今から30年以上前に桜に植え替えて、現在の立派な桜並木に育ったということのようです。花見酒を1杯…などの積りがなければ、2時間もかからずに桜並木を往復して駅まで戻って来られます。

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