薫ふがごとく今盛りなり

公開日 : 2010年05月04日
最終更新 :
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京都も奈良も桜の季節は終わりましたが、奈良は平城遷都1300年祭(4/24〜11/7)で「薫(にお)ふがごとく」盛り上がっているのだろうと思っても、実のところ1300年祭で何をやっているのかよく知りません。そこのところは こちら をご覧下さい。私の目当ては三つだけ。近鉄電車の車内からしか見たことがなかった朱雀門と大極殿を間近で見ること、そして復元された遣唐使船に上ってみることです。

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大極殿に入るには30分待ちと言われましたが、10分ほどで入ることができました。広大な空間にぽつんと一棟だけ建っていて、回りに比較するものがなくてもその大きさは十分感じられるのですが、実際に来てみるとそのデカさは想像を超えていました。建物自体が最大の見もので、天井画の四神や十二支の図、法相華(ほうそうげ:花のような模様)は大変綺麗でした。展示物は天皇が座る高御座(たかみくら)と金色の鴟尾(しび)。壁際に並んだガラスケースの中は人が多すぎて見ることができず、展示物が何だったのかもほとんど分からずじまい。ただ建物からの眺めは素晴らしく、これが天皇の視点?!

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大極殿のあとは朱雀門へ。古に朝堂院があったという場所は今はただの草原。こんな草地を歩くのはいつ以来のことなのか、草の匂いを感じ、大変懐かしい思いがしました。広い会場内の移動はひたすら歩くしかありませんが、歩行が困難な方はカートやトラムを利用できます。ただし速さは歩く程度。

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平城宮跡内は近鉄の電車が走っています。奈良に行くたびに車内から朱雀門や大極殿が見られて楽しいのですが、逆に平城宮跡にいて走っている電車を見ると、何とも超現実的な光景に見えてしまいました。特に近鉄線に乗り入れている京都の地下鉄の車両を目にした時はちょっとした衝撃を受け、「ナニコレ珍百景」として笑って済ませられないような気がして、頭が若干混乱気味に。

平城京跡は発掘も整備も途上の史跡で未完成です。今後、更に復元、整備されて行く予定のようですが、線路はいずれ地下へなり移設されるのではないでしょうか。

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会場は危惧したほどは込まなかったのですが、帰りに乗ったシャトルバスは道路の渋滞で駅まで30分かかりました。歩いた方が早かった!

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”あをによしパレード”とともに毎日行われています。

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