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日本国内/京都特派員ブログ 旧特派員 韮澤 成行

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2010年5月 9日

続・薫ふがごとく今盛りなり


続・薫ふがごとく今盛りなり

%96%F2%8Et%8E%9B%94%92%96P%89%BE%97%95.jpg 奈良のことばかり書いているので奈良特派員に異動させられてしまうかも、との思いがなくもありませんが、昨日はここ1週間で3回目の奈良行き。目的は薬師寺東塔(三重の塔)の内部拝観です。佐佐木信綱が「ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲」を詠んだその塔です。

%96%F2%8Et%8E%9B%93%8C%93%83.jpg 天平2年(730年)造立の東塔は今秋から10年かけて解体修理されます。昨年、調査のために組まれた足場が一旦解体され、現在、塔の初層内陣が公開されています(10月31日まで)。およそ1300年前に建てられた塔の内部など、なかなか見られるものではありません。

%93%8C%93%83%94q%8A%CF%8E%D2%82%CC%97%F1_2.jpg 東塔の前には100人を超えると思われる列ができていましたが、そう待つことはありませんでした。基壇に上がり扉の中を覗き込むと、目の前にあったのは低い位置に斜めに置かれた大きな鏡。これによって内陣の天井絵が見られるようにしてあります。写っているのは白っぽい花のような模様。1300年近くを経てもなお、元の色と形を留めているようです。奥の方は暗くてよく見えず、せいぜい太い心柱の黒い輪郭が確認できた程度でした。期待したほどのものは見られませんでしたが、入れないはずの中から話し声が聞こえてきます。ひょっとしたら入れてもらえるのかと思いましたが、係の人に聞いたところ、納経などをして招待された人たちだけということでした。


%8C%BA%9A%F7%8EO%91%A0%89%40%89%BE%97%95%97%E7%96%E5%82%A9%82%E7%82%CC%92%AD%82%DF.jpg 広い境内を散策すると気持がゆったりしてきます。5月は修学旅行が最も盛んな月で、当寺にも中学生らしい一団が風のごとく現われ、風のごとく去って行きました。
薬師寺の2カ所ある伽藍のうち、玄奘三蔵院伽藍は例年、1年の半分の間しか公開していませんが、今年は平城遷都1300年ということで無休です。同伽藍へ行かれたら門の内側でちょっと振り返って下さい。そこは白鳳伽藍の後ろ姿の絶景ポイント?です。

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カテゴリー イベント・行事・お祭り
2010年5月 9日
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    京都特派員
    韮澤 成行
    東京の出版社を退職後、京都に転居。これまでは本の中の話でしかなかった歴史上の出来事が、ここには形跡とは言え今も身近に数多く残っており、現在も遠い過去もいつも並存しているような気がしています。京都には平安時代の初めに実在した人物が、ある寺の井戸から毎夜、冥界に通ったという言い伝えがあります。私も千年昔に行き来できるタイムトンネルを見つけたいと思っています。

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