山鉾の巡行順にはワケがある!‐祇園祭 2010‐
後祭の巡行順はくじ取らずの3基の山を除く残り6基の山のくじ取りで単純に決まるのですが、先祭の巡行順はくじ取りのみによってまったくフリーに順番が決まるのではなく、そこには3つのルールがあったのです。つまり…
1.巡行の9番目と13番目と17番目は菊水鉾、鶏鉾、月鉾だけが入れる位置で、くじ取りで決める
2.くじ取らずの最後の3基の山鉾以外は「囃し方が乗る(大型の)鉾1基+舁き山3基(または舁き山2基と傘鉾1基)」の4基で巡行列の1ユニットとする
3.7番目と15番目は綾傘鉾と四条傘鉾だけの定位置で、くじ取りで決める
このルールの理由はただ一つ、巡行を美しく見せるため、ということだと思います。大きな山や鉾が連続したり、舁き山だけが延々と連なったのでやはり美しくないですよね。ここまで計算していたとは気が付かず、特派員として?勉強不足でした。こんな話、見物の参考になるでしょうか?マニアックな話題ですみませんm(_ _)m
《参考》 ※ 太字はくじ取らず
○先祭(巡行日が元から17日の巡行列)
1. 長刀鉾
2. 孟宗山
3. 木賊(とくさ)山
4. 油天神山
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5. 函谷(かんこ)鉾
6. 霰天神山
7. 四条傘鉾
8. 太子山
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9. 菊水鉾
10. 伯牙山
11. 山伏山
12. 郭巨(かっきょ)山
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13. 鶏鉾
14. 白楽天山
15. 綾傘鉾
16. 蟷螂(とうろう)山
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17. 月鉾
18. 占出(うらで)山
19. 芦刈山
20. 保昌(ほうしょう)山
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21. 放下(ほうか)鉾
22. 岩戸山
23. 船鉾
○後祭(巡行日が元24日の巡行列。24日は現在、花傘巡行が行われる)
24. 北観音山
25. 橋弁慶山
26. 役行者(えんのぎょうじゃ)山
27. 八幡山
28. 黒主山
29. 鈴鹿山
30. 浄妙山
31. 鯉山
32. 南観音山
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