天空の離宮

公開日 : 2011年03月06日
最終更新 :
筆者 : Akio

比叡山麓に広がる 修学院離宮です。修学院離宮は、洛北にあります。

その広さは、東京ドーム12個分と言いますから・・・まさに 広大な敷地です。

修学院離宮は 江戸時代初期 後水尾上皇により14年の歳月をかけて 

作られています。上・中・下の三つの離宮(御茶屋)と、そこにつながる 

松の並木道 そして・・両側に 広がる田畑から成っています。

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僕は何十年と京都に住んでいますが・・修学院離宮は この日で 二回目です。

この松並木の参道は 何回見ても 不思議な参道です。

この松の並木道が 上・中・下 三つの離宮を つないでいます。 

盆栽の松が 並木道に なっている様な 不思議な世界です。

背の低い松ですが・・樹齢は 350年を 超えていると聞きました。

この道は、馬車が通れる程の道で・・・・御馬車通りとも 呼ばれているそうです。

松の並木道の両側には 棚田の田園風景が 広がっています。

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↓ 浴龍池(よくりゅうち)の風景です。

  ここからの風景は、遠くの北山の連峰や 雲さえも 低い位置に見えて・・・・

  空に浮かぶ空中庭園にも 見え・・・京都の町が 庭の様に広がっています。  

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まさに究極の借景庭園の景観とも言えますね。 

さすが14年の歳月をかけて 完成した庭園です。

池には 比叡山麓の山々と 青い空が 映っていました。

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青い空から 射し込む 太陽の光りが 眩しかったです。

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修学院離宮は 宮内庁管轄で 事前に宮内庁に申し込みが必要な所です。

(参観料は無料です。)

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html

参観コースは 約3km程あり、宮内庁ガイドの方に 案内して頂きながら

進んで行きます。時間は 1時間半程です。

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僕は 午後の部に行きましたが 1グループは 30名ほどの団体でした。

宮内庁のガイドの方に聞くと、参観は 一日に 日本人200人 外国人50人の方々が  

時間ごとの グループに 分かれて 回るとの事でした。

今の時期は 予約で申し込みが出来ましたが・・紅葉の頃は 抽選になるそうです。

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浴龍池は、比叡山麓から流れる 谷川を せき止めて 造られた池です。

空に とても 近い庭園・・・・・・そんな形容も 浮んで来ます。

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修学院離宮の庭園は もみじの木が 多いです。 

今は落葉していましたが これから 新芽が芽吹き 青もみじの季節へと

移って行きます。

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洛北の比叡山麓には・・・・・・・・天空の城ラピュタを 思わせる 

天空に続く離宮・・・・・・・修学院離宮の世界が 広がっていました。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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