平等院と藤
宇治です。橋の近く・・紫式部の像が、迎えてくれました。
宇治は京都と奈良の中間にあります。
「源氏物語・宇治十帖」の物語は 浪々と流れる宇治川を舞台に、描かれていました。
宇治橋からの風景は 何処か・・・嵐山 渡月橋の風景にも 似ています。
宇治の地名は 時の政権 大和から見て ここまでが「ウチ」・・・・
と言う表現・・・・それが「ウチ」・・・・「ウジ」に なった
とも言われています。
宇治橋は、大化2年(646年)に架けられた 日本最古の橋だそうです。
宇治川の、中洲の橘島には 幾つかの橋が 架かっています。
「観流橋」「中の橋」 「橘橋」 「喜撰橋」 「中の橋」・・・・・
一番存在感のある橋は 中洲に架かる橋・・・「朝霧橋」です。
平等院に入りました。
今の季節・・・・・平等院には 綺麗な藤の花が咲いています。
樹齢250年以上。
薄紫の美しい彩りで・・・地面まで 枝垂れる程に素晴らしい藤です。
JR東海 2008年初夏・宇治平等院を 綴った言葉では
「私の場合、争いの歴史より 京都の『花の歴史』から 多くを学んでいます。」
と 綴られていました。
花の歴史・・・・・・・・深い言葉ですね。
鳳凰堂です。
鳳凰堂の建物は 鳳凰の鳥が 舞い降りた形を 表現していると 言われています。
鳳凰堂・・・・・・平安貴族が 夢見た極楽浄土の世界が
具体的に 表されているのでしょうね。
建物は 両側に 鳥の羽根の様に 建物が延び 背後には
鳥の尾の様に 尾廊(びろう)が付いています。
平等院は、天喜元年(1053年)に建てられています。
今から約一千年前ですから 建った当時は、素晴らしい色合いと
細やかな 模様の描かれた 優雅な 建物だったのでしょうね。
風薫る季節・・・・・宇治・平等院には 約一千年前に平安貴族が 夢見た世界と
美しい藤の花が、咲いています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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