雨の枳殻邸

公開日 : 2011年06月16日
最終更新 :
筆者 : Akio
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京都駅近くの 渉成園(しょうせいえん)です。梅雨空が広がり雨のお天気です。

渉成園は 京都駅より 徒歩10分の所にあります。

                  庭園(500円)午前九時~午後四時まで

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渉成園は、別名 枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれます。

渉成園は、東本願寺の 飛地の境内になり・・・ 周囲に

枳殻(からたち)が 植えてあった事から 枳殻邸とも呼ばれています。

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ここも ある意味 京都観光の穴場だと思います。

雨に濡れた 紫陽花の花が 迎えてくれました。

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枳殻邸は、タクシーの運転手さんに 人気のある所です。 

京都駅の すぐ近くなのに とても 静かで 歴史が感じられ・・・・・・

風景の美しい所です。 今の時期 池には沢山の睡蓮が咲いています。 

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太鼓橋の向こうに 京都タワーが 見えています。

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この地は、元々・・・平安時代の初期の頃(887年頃)光源氏のモデルと言われる

嵯峨天皇の皇子・左大臣源融(みなもとのとおる)が、陸奥・奥州塩釜の景色を

再現したいと・・大阪の難波から海水を 運ばせて作った 六条河原院苑池

(ろくじょうかわらのいんえんち)の跡と 言われています。

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しかし・・・この地に 海水を持って来て 海を表現するとは(。´_`)ノ

左大臣の源融(みなもとのとおる)さん・・・凄い浪漫と言うか・・・

無茶な事を、していたものですね。毎月,難波から30石の海水を運び込んで来たと

言いますから・・・・・まさに 驚きの世界です。

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その後、時は移り・・・1641(寛永18)年 徳川家光より 東本願寺に

この土地が寄贈されました。

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それが渉成園の始まりでした。

雨の中 睡蓮の花が 美しく 咲いていました。

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庭園からは 京都タワーが見え 遠い歴史と、2011年の景色が 見えました。

京都駅 すぐ近くの所に 深い歴史が見れる所・・・・・それが、枳殻邸です。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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