送り火

公開日 : 2011年08月17日
最終更新 :
筆者 : Akio

十六日の京都は、お盆の行事が 市内のアチコチで 行われた日でした。

夜は、七時位から八時半位まで 送り火が 行われていました。

交通規制があり 思う様に 動けない夜ですが 何ヶ所かを 巡って来ました。

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まずは 嵐山・渡月橋畔で行われた『嵐山万灯流し』です。

渡月橋の畔には、沢山の方が来られていました。

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嵐山の『万灯流し』は、昭和22年から 戦没者の霊を慰める為に始まり 

今に至っています。

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橋を渡って対岸からです。

流れる灯篭の灯りは 一本の 光の線の様に写っています。

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時計を見ると 夜七時半でした。

嵐山から 裏道を走り、嵯峨・広沢の池へと向かいました。

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広沢池の灯籠流しです。

赤・白・黄・青・紫  五色の灯籠が、広沢池に 浮かんでいました。

風が 少しあったのか  西岸の方に 灯籠は 流れていました。

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時計は八時になりました。五山の送り火の時間です。

再び裏道から、清滝道へと向かいました。

清滝道は、嵐山から清滝に続く道です。市内では かなり奥まった所にあり 

五山の送り火の「大文字」「左大文字」「船形」「妙」「法」の火は 見えません。

そのかわり「鳥居形」の送り火が とても 間近で見られます。

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八時二十分過ぎ・・・・鳥居形が 燃え上がり始めました。

鳥居形が、点火される鳥居本の名は 愛宕山への参道にある鳥居が 

由来となっています。

そこから 送り火の、鳥居の字形になったのではないかと 伝わっています。

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五山の中で 唯一西山に位置し、高度も低いために 市内各地から見るのは

難しいものの、五山の送り火の中でも 最も勇壮で美しいと言われる送り火です。

「鳥居形」が燃え上がる この山の名は 曼荼羅山です。

 字の大きさは、縦76m 横72mです。

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今年の五山の送り火は、いろいろありましたが・・・夜空に届けと 

炎は、燃え上がっていました。

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十六日 送り火の夜でした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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