愛宕古道街道灯し

公開日 : 2011年08月24日
最終更新 :
筆者 : Akio
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二十三日・二十四日 嵯峨野では 化野(あだしの)念仏寺の「千灯供養」と

「愛宕古道街道灯し」の日です。

二十三日夜 行って来ました。

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◎ 所は、右京区嵯峨鳥居本化野町です。

◎ アクセスは、 嵐電嵐山駅下車。徒歩。

  JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車。徒歩。

  京都駅駅から京都バス72系統「鳥居本」下車。徒歩。

  四条河原町から京都バス62系統「鳥居本」下車。徒歩。

  京阪三条から京都バス62系統「鳥居本」下車。徒歩。

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 化野念仏寺・・・・・・・・・

 「化野」とは「あだしの」と読みます。

 「あだしの」とは はかない・・・むなしい・・・・無常の 意味で、

 「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び 生まれかわる事や、

  極楽浄土に往来する 願いなどを表しているそうです。

 徒然草には「あだし野の 露消ゆる時なく・・・・」と 詠まれていました。

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 ここは、「西院の河原」と呼ばれています。

 蝋燭の灯りの中 約八千体の石塔と石仏が 浮かび上がっていました。

 「千灯供養」が始まると、参拝者は 一人ずつ ろうそくを供えて 

 石仏や 東日本大震災の犠牲になられた方へ 火を灯し 手を合わされていました。

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 念仏寺を出た後、「愛宕古道街道灯し」の街道を 歩いてみました。

「あたご ふるみちかいどう とぼし」と読みます。

「愛宕古道街道灯し」の場所は、嵐山から真っ直ぐに上がった 清涼寺から

 愛宕神社一の鳥居までの沿道約二キロに 灯篭が灯っています。

 灯篭の灯りは、ここ 鳥居本までです。

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 鳥居本には、鮎の「平野屋」さん。

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     鮎の「つたや」さんです。

     風情のある佇まいです。

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  街道は、おみやげ物さんや 民宿が並ぶ所です。

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  嵯峨野の奥は、すぐそこ迄 山が迫って・・普段は 夕暮れと共に

  お店も 閉まります。

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 この夜 嵯峨野は、涼しい気温で 灯篭の道には 

 沢山の人が 来られていました。

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「千灯供養」と「愛宕古道街道灯し」 は 二十四日迄です。

 和の光が、優しく灯っていました。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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