高桐院

公開日 : 2012年10月29日
最終更新 :
筆者 : Akio

28日の日曜は、雨降りでした。

大徳寺の塔頭・高桐院(こうとういん)です。

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高桐院

◎ 所在地   京都市北区紫野大徳寺町73-1

◎ アクセス  地下鉄北大路駅2番出口→徒歩15分。

          市バス1・205・206系統で5分、バス停:大徳寺前下車、徒歩5分。

◎拝観    9~16時 400円

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竹垣に沿って進みますと 真っ直ぐの 石畳参道が広がります。

参道には木々が茂り 光りを遮っていました。

高桐院は1601年、細川ガラシャの御主人である

細川忠興が建立した細川家の菩提寺です。

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青もみじの中、陽の当たる所の もみじは、少し色付き始めていました。

雨降りで 紅葉観光の直前と言う事もあり 参拝の人は少なめでした。

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赤もうせんの向こう、絵画の様な景色が迎えてくれました。

本堂から眺める「楓の庭」。  苔地の中に一基の灯籠。

色づき始めた 朱色と黄色もみじが 美しいです。

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高桐院は、『そうだ京都に行こう』1996年・秋に紹介されています。 

ポスターの言葉は、

 『大徳寺の 数十もの 諸堂塔が並ぶ境内は、寺町と言った雰囲気です。

  二十一の塔頭の中でも 高桐院の書院は、千利休の邸宅を移築したと 

  言われるだけあって 簡素ながらも 気品に満ちています。

  紅葉が深まり、やがて散り始める頃 ここの 絵画的空間は ピークを迎えます。

  散紅葉(ちりもみじ)と言う 日本語を、実感する瞬間です。』 と 綴られていました。

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去年も、ここに座って この景色を 眺めていました。

ここには 何も変わらない 同じ景色が広がっていました。

気づいたのは、一年と言う月日の速さでした。

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高桐院 本堂西には、忠興とガラシャのお墓があります。

細川ガラシャ (1563~1600年) 38歳の辞世の句。

「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

四百年の時を越え、伝わって来る言葉を思いました。

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高桐院。

絵画の様な世界が広がっています。

※ 参考文献 「そうだ京都に行こう」 の言葉 お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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