竹の寺

公開日 : 2012年11月28日
最終更新 :
筆者 : Akio

連休が過ぎ紅葉も、佳境に入って来ました。

洛西の地蔵院です。

竹の寺と言われます。

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  地蔵院   京都市西京区山田北ノ町23

◎ 阪急電車 上桂下車 徒歩約15分

  京都バス 苔寺下車 徒歩約3分市バス 苔寺口下車 徒歩約10分

◎ 拝観時間 9:00~16:30  600円

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始まりは、鎌倉時代に細川頼之が夢窓疎石を開山として開いた寺院です。

見上げると、空を覆う様に竹が伸びています。

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地蔵院は、一休さんが 幼少の頃を 過ごされた寺院です。

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竹と、もみじの参道。

風は、竹と青もみじの中を 静かに渡っていました。

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一休禅師は、後小松天皇の皇子として 応永元年(1394年)に

地蔵院近くで生まれ ここで 幼少の頃を 過ごされたそうです。

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この辺りは、洛西の山が 近くまで迫っています。

一休さんが 過ごした・・・今から六百二十年程前の 

地蔵院辺りは まさしく 静寂の世界 だったのでしょうね。

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地蔵院は、一休さんが幼少の頃 過された寺院と共に 

細川頼之公(ほそかわ よりゆき)が眠る寺です。

  ※ 細川頼之 

    南北朝時代から室町時代初期にかけての武将、政治家。室町幕府官僚。

寺院には、子孫にあたられる細川護煕元首相が描かれた 

素晴らしい襖絵 「瀟湘八景」がありました。

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それにしても美しい景色です。

光を遮る竹林ドームの中に 黄色の もみじが 広がっています。

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竹も もみじも 晩秋の この日の為に、

季節を歩んで来たのだと思いました。

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晩秋の洛西 竹の寺 

地蔵院の紅葉でした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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