容保桜

公開日 : 2013年03月27日
最終更新 :
筆者 : Akio

京都府庁です。

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京都府庁は、御所の西に位置していて1904年(明治37年)に建てられています。

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旧本館の建築法はネオ・ルネサンス様式と言うそうで

現役の官庁建築としては、日本最古の建物です。

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桜の期間、一般公開(観桜会)が行われています。

◎所      京都府庁旧本館   京都市上京区下立売通新町西入京都府庁内

◎日時     3/20(水・祝)~4/7(日) 10:00~17:00 ※3/25(日)は~19時

◎アクセス  市営地下鉄 烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩10分

◎入館料   無料

◎駐車場   駐車スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。

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旧本館の、中庭で咲く桜。

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ひときわ美しい姿が見えました。

ここに咲く桜は「祇園枝垂れ桜」の孫にあたる枝垂れ桜。

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名は、「容保桜(かたもりざくら)」。

京都府庁の地には、かつて京都守護職上屋敷が建っていました。

桜は、京都守護職・松平容保公の名をとって 容保桜と命名されています。

お昼時間でしたから、桜の前はランチタイムでした。

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松平容保公と言いますと会津藩の第九代藩主。

幕末の京都は、尊皇攘夷の風の中・・・「天誅」と称して過激な行為が繰り返され

治安は悪化の一途を辿っていました。

江戸幕府は 従来の京都所司代と京都町奉行に加え、新たに京都守護職を置き

役職には 会津藩主 松平容保公が任命されました。

会津から約千名の藩士が来られ治安活動に勤められ 駐留藩士の本陣は、

左京区くろ谷・金戒光明寺でした。

しかし時の流れは、幕府にはなく 日本の夜明け前の

嵐の中に、守護職の会津藩からは、多大な犠牲が出ています。

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会津と言いますと、八重の桜の新島八重さん。

府庁旧本館内では大河ドラマ「八重の桜」の巡回展も行われていました。

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京都府庁の桜。

遠くて近い歴史を思いました。

京都守護職上屋敷跡に咲く容保桜でした。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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