常照寺・吉野太夫花供養

公開日 : 2013年04月15日
最終更新 :
筆者 : Akio

北区鷹ヶ峯の常照寺です。

金閣寺から鷹ヶ峯に続く長い坂道を登った所にあります。

14日、常照寺では、61回目の吉野太夫・花供養が催されました。

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常照寺  

〇 住所   〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町1

〇アクセス  JR二条駅から京都市営バス6号系統「釈迦谷口」下車

吉野太夫ゆかりの常照寺には、吉野太夫が二十三歳の時、

寄進した朱塗りの美しい門があります。

吉野門と呼ばれています。

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二代目吉野太夫(1606~1643)は、 和歌・唄・踊り・茶・聞香、等

諸芸が巧みで容姿端麗。全てが優れた最上の妓女でした。 

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吉野太夫は禿(かむろ)の頃から容色に優れ、教養高く、諸芸にも天分を

発揮していたと言われています。

寛永二十年に、三十八歳という若さで病死されています。

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花供養では、鷹峯の源光庵近くから、太夫道中を披露した後、

太夫の墓前で舞を捧げ、境内では野点も行なわれます。

境内に設けられたお茶席には、沢山の方が来られていました。

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咲いた桜が綺麗です。

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この日の華やかな催し。「島原太夫の道中行列」が始まりました。

道中行列は、鷹峯・源光庵近くから常照寺本堂まで練り歩く行列です。

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太夫の行列が近付いて来ました。

太夫の前後には、禿(かむろ)や傘持ちの男衆です。

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太夫の足の動きは、素足に三枚歯の黒塗りの下駄をはき

内八文字と呼ばれる独特の足さばきで、ゆっくりと練り歩いておられました。

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この下駄は片方だけで 2kg もあるそうです。

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桜の中、道中行列が進んで来ました。

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この後、境内では太夫の献茶法要・吉野太夫墓前供養・野点席の

お点前などが行われました。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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