大原・宝泉院 緑色の世界

公開日 : 2013年06月10日
最終更新 :
筆者 : Akio

大原・三千院の近く、宝泉院に向いました。

正面に見えるのは勝林院。

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勝林院から、左側に少し入ると 宝泉院に続く小道。

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この辺りは、山に囲まれて静かな時間が流れています。

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「さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮」。

                      良暹法師    生没年未詳(990頃~1060頃)

この和歌は、良暹法師が比叡山延暦寺から、大原の里に移り住んだ頃に

詠まれたものと言われています。

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大原のひっそりとした山に佇む宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、

かつては修行僧が住む場所でした。

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長い歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に

堂々と五葉の松が立っていたそうです。

その様子を、明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、

「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。

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1999年・夏・JR東海「そうだ京都に行こう」の中で、

宝泉院は、紹介されています。

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ポスターの言葉は・・・・・・・

  「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと姿を現します。

   柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと目と耳を遊ばせて下さい。

   鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。

   縁側で頂く御抹茶と和菓子。

   この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う意味だそうです。

   京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。

   この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」

                        ・・・・・・と綴られていました。

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書院からの眺め。

    詩人、高浜虚子が詠んだ、大きな五葉松が見えます。

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こちらは、青もみじと竹林・・・・・・

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額縁庭園の景色。

竹林後方には、大原の山々。

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大原・宝泉院 

〇 京都市左京区大原勝林院町187

〇 拝観料 一般800円  (お抹茶・和菓子付き)

〇 拝観時間 : 9:00~17:00

宝泉院・・・・鮮やかな緑色の世界が広がっています。

                            ※ そうだ京都に行こう、の言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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