夏の夜の幻想的な火祭り。「花背の松上げ」

公開日 : 2013年08月16日
最終更新 :
筆者 : Akio

15日の夜、「花背の松上げ」に行って来ました。

夜の道を走って、八時過ぎ松上げ会場に着きました。(京都市左京区花背八桝町)

沢山の人が 火祭りの開始を待っておられました。

「松上げ」とは、旧若狭街道一帯に伝わる火のお祭りで

お盆に迎えた精霊を送ると共に、火難除けや五穀豊穰を祈願するお祭りです。

八時四十五分。神社からの火を手に、祭り男たちが会場入りしました。

ド~ン ド~ン  太鼓が打ち鳴らされ、河川敷に建つ約千本の松明に

火が灯されて行きました。

花背 火祭り 038.jpg

千本の松明の灯り。

花背 火祭り 032.jpg

見上げた夜空には、半月。

花背 火祭り 014.jpg

九時。

いよいよ「松上げ」の始まりです。

祭り男が、火をクルクル回し、中央に建つ大傘へ放り投げます。

これは言わば・・運動会の玉入れの感じです。

大傘の高さは、約20m。

円を描く炎の残像が綺麗。

花背 火祭り 049.jpg

大傘の高さは約20mですから、なかなか入りません。

でも・・・何度かの挑戦の後、ついに「大笠」に投げ入れ成功です。

花背 火祭り 058.jpg

火祭りは、いよいよ佳境に入って来ました。

花背 火祭り 063.jpg

千本の松明が燃え尽きる頃、「大笠」も火の粉を巻き上げながら

地面へ倒れこみました。

花背 火祭り 074.jpg

「花背の松上げ」。

夏の夜の幻想的な火祭りでした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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