庭園と屏風絵の世界。智積院。

公開日 : 2013年10月25日
最終更新 :
筆者 : Akio

智積院(ちしゃくいん)。場所は京都駅から近くの東山七条です。

智積院の紋は、桔梗。

桔梗紋の通り、参道に 沢山の桔梗が植わっています。

十月後半の今も、少しですが桔梗が咲いていました。

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智積院は大きな寺院で、多くの僧侶(学侶)の方達が修行に集まる学問寺です。

智積院

○境内散策 無料

○京都市東山区東大路通り七条下る東瓦町964番地

○ JR京都駅よりバス10分、東山七条下車

 京阪七条駅より徒歩約10分

大書院のある名勝庭園へと入って行きました。

○名勝庭園 拝観時間 (午前9時から午後4時)

        一般 500円

        高校生300円

        中学生300円

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高浜虚子(1874~1959)の石碑が見えました。

「ひらひらと つくもをぬひて 落花かな」

この句は、昭和五年に高浜虚子が智積院を参拝した時に作られたそうです。

「つくも」とは、池沼に生える植物の事で、かつて智積院の池に

沢山生えていた事が伺えるそうです。

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鮮やかな赤い実の植物が見えました。

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中庭に見える、白砂の庭園。

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大書院の間に入りました。

ここは、言葉も忘れる素晴らしい世界。

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前には、「利休好みの庭」と言われる庭園が広がっています。

庭園は築山と池。そして、山の中腹と山裾には、石組みが配置されている

見事な庭園です。

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後ろを振り返ると、桃山文化最高峰の画家・長谷川等伯の屏風絵の

世界(レプリカ)が広がります。

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大書院の間。

静かな時間が流れて来ます。

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智積院は、「そうだ京都行こう」2007年・夏で紹介されていました。

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ポスターの言葉は・・・・・

「多くの僧が修行に集まる学問寺です。学舎「智積院」があった紀州根来寺を、

勢力の拡大を恐れた秀吉に焼き払われて京のこの地へ。

その後の家康は、東山一帯から豊臣色を除くため、智積院に格別の庇護を与えます。

秀吉が贅を尽くした「都一番の寺」祥雲寺の寺宝を下げ渡したのです。

それが「生涯の奇筆にしてこの世に比類なし」と言われた長谷川等伯一門による

一連の障壁画と、この見事な庭園。

大書院の床下まで、水が入り込んでいて、まるで水の上にいるかの様な気分です。

JR京都駅から100 206 208系統で「東山七条」下車。徒歩三分。」

                   ・・・・・・と 綴られていました。

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静かな時の流れる、智積院。

もうすぐ紅葉の時に入って行きます。

                             ※ JR東海、ポスターの言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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