水鏡・・千二百年の世界。

公開日 : 2013年11月20日
最終更新 :
筆者 : Akio

大覚寺 では、12月8日まで夜間参拝「真紅の水鏡」が行われています。

大覚寺と月・紅葉 002.jpg

本堂と大沢池周辺には、幻想的で柔らかな光が灯っています。

大覚寺と月・紅葉 018.jpg

大覚寺の始まりは、平安初期、嵯峨天皇によって建てられた離宮「嵯峨院」でした。

嵯峨天皇は、屈指の学者であり文化人でした。唐から戻った空海を頻繁に招いて

唐の文化について知識を深められて行ったそうです。

広大な敷地には雅な伽藍と素晴らしい障壁画が見えました。

御影堂や宸殿前には、嵯峨菊が美しく咲いています。

見頃を迎えた紅葉と光の世界は、大覚寺ならではの景色です。

大覚寺と月・紅葉 004.jpg

1200年の歴史の大覚寺。

夜空には満月。

大覚寺と月・紅葉 044.jpg

水面に映し出された心経宝・・・・・塔と楓の、水鏡の世界。

大覚寺と月・紅葉 019.jpg

1996年・春・JR東海「そうだ京都、行こう」で、 大覚寺・大沢池が

紹介されていた言葉は・・・・

「もと嵯峨天皇の離宮として建てられただけあって、その庭の一部である

 大沢池も、むしろ湖と言いたい大きさ。しかも美しい山を背景にし、提に桜と楓、

 中には二つの島、池の辺には茶室、石仏、宝塔・・・・・と、行き届いた しつらえが

 なされているのは さすがです。この池を一周し、お寺の方も回廊に沿って一周を。

 京都の中でも、そうとう贅沢なお散歩道です。」

                               ・・・・・・と綴られていました。

大覚寺と月・紅葉 014.jpg

2007年・秋・キャッチコピーの言葉は・・・・

    「美しい景色は 人が、つくり上げるものです。この 当たり前の事を 

     千年経った今 ドキリとするのはどうしてだろう。」

大覚寺と月・紅葉 034.jpg

大覚寺・大沢池。春の日は、満開の桜並木でした。

夏の終わりの日、嵯峨の送り火は燃え上がっていました。

今は、深まり行く秋・・・・紅葉と水鏡の世界が綺麗です。

大覚寺と月・紅葉 046.jpg

◎大覚寺 「真紅の水鏡」

〇京都市右京区嵯峨大沢町4

〇11月15日(金)~12月8日(日) 午後5時30分~午後8時30分 午後8時受付終了

〇 大人500円・小中高生300円

〇京都駅から京都市営バス28号系統「大覚寺」下車。

 京都駅から京都バス71, 81系統「大覚寺」下車。

 駐車場  乗用車 500円。(35台)

                          ※そうだ京都、行こうの言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。