大原・宝泉院。白い世界。

公開日 : 2014年01月23日
最終更新 :
筆者 : Akio

雪の日、京都市内から八瀬・大原に向いました。

大原に行く道は、福井県小浜市に続く若狭街道。別名(鯖街道)。

市内から大原に入ると雪の多さに驚きます。

三千院近くの念仏寺には、沢山のお地蔵様がおられます。

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お地蔵様も、雪の中。

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三千院前には、土産物店が並んでいます。

お店の前には、暖かい火鉢。

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大原のこの辺りは、三千院をはじめとして

静かな佇まいの寺院が並んでいます。

この日の、行き先は宝泉院。

律川に架かる無明橋を渡って、宝泉院に向いました。

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大原には、この日、観光の人も少なく

静かな世界に雪が舞っていました。

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雪道を歩いて、宝泉院に入りました。

凛と冷え込んだ気温の中、美しい世界が広がっています。

宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所でした。

長い歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に 

堂々と五葉の松が立っていたそうです。

その景色を、明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、

「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。

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宝泉院は、1999年・夏・JR東海「そうだ、京都行こう」の中で、

紹介されていました。

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ポスターの言葉は・・・・・・・

「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと

 姿を現します。柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと

 目と耳を遊ばせて下さい。

 鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。縁側で頂く御抹茶と和菓子。

 この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う

 意味だそうです。

 京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。

 この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」

                      ・・・・・・と綴られていました。

書院の間、左手には詩人・高浜虚子が詠んだ見事な五葉松。

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書院の間、正面は楓と竹林。

竹林後方には、大原の山々。

これぞ・・・・額縁庭園と言う眺め。

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大原・宝泉院。

晩秋の日の書院からは、美しい錦秋景色が見えました。

今はモノトーンの、白い世界が広がっています。

           ※「そうだ、京都行こう」の言葉、お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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