源氏物語を訪ねて・・・・その二。

公開日 : 2014年02月02日
最終更新 :
筆者 : Akio

風俗博物館で拝見した、源氏物語の続きです。

源氏22歳の秋、正妻・葵上は夕霧を出産した後、亡くなってしまいます。

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場面は「服喪」。

源氏の衣装も、喪に服した色。

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襖絵も几帳も、悲しみを表す色の無い世界。

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続いての舞台は、平安の日常が再現されていました。

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琴を奏でている所。

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平安時代、長い胴に水平に糸を張った弦楽器を

総称して「こと」と呼んだそうです。

きっと、雅な音を奏でていたのでしょうね。

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こちらは、琵琶を入れる袋ですね。

この時代の、衣装や生地に見られる模様は、格調高い有職文様。

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風俗博物館。とても見応えのある世界でした。

繊細な表情の人形さん。十二単や法衣・仏具・調度品や建物など

伝統工芸の町、京都ならではの職人技が随所に見られました。

衣装デザインでは、時代考証のしっかりとしたモノ作りに感激致しました。

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博物館では、年に二回、舞台が模様替えされるそうです。

次回の舞台が楽しみです。

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《風俗博物館》

〇所      京都市下京区西中筋六条下住吉42(井筒法衣店5階)

〇時間    9時00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み) 500円。

〇アクセス  JR京都駅から市バス9番、西本願寺前下車徒歩約3分

         阪急電車・四条大宮駅から市バス28番、西本願寺前下車すぐ

         地下鉄烏丸線五条駅下車 徒歩約15分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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