416年前の凄い花見。「醍醐の花見」の始まりは伏見城から。

公開日 : 2014年04月03日
最終更新 :
筆者 : Akio

伏見城です。満開の桜が綺麗です。

伏見城と言いますと、豊臣秀吉さんですが・・・

この伏見城は、豊臣秀吉さんが建てた 伏見桃山城ではありません。

昭和の時代に建てられた『伏見キャッスルランド』と言う、お城のある遊園地にあるお城です。

遊園地は2003年に閉園し、現在は伏見桃山城運動公園になっています。

秀吉さんが作った伏見城は、この近くの桃山の丘陵に建っていました。

お城は1623年に廃城となり、現在は本丸跡周辺は明治天皇陵となっています。

醍醐の花見.2014 119.jpg

この季節。

満開の桜とお城と言いますと、豊臣秀吉さんの日本史上最大のお花見。

『醍醐の花見』が浮かんで来ます。

醍醐の花見.2014 126.jpg

慶長3年3月15日(1598年)醍醐の花見の日、伏見城から醍醐寺に向けて、

長い長い行列は出発したそうです。

それは、総勢千三百名からの花見行列。

醍醐の花見.2014 143.jpg

花見行列は、秀吉さんの近親の者を初めとし、諸大名から

その配下の者など、総勢約千三百名からなる、日本史上最大で

一日限定と言う 素晴らしいお花見でした。

数年前のNHK総合テレビでは、日本人と桜の物語と言う番組で、

秀吉さんの「醍醐の花見」が再現ドラマとして放映されていました。

醍醐の花見.2014 130.jpg

千三百人からの お花見。

参加した女性各一人に、新調した着物三枚進呈。

女性の衣装代だけでも、現代のお金に換算すると39億円。

(^.^)驚きのお花見です。 

醍醐の花見.2014 123.jpg

今から416年前の、一日限定の凄い花見。 「醍醐の花見」。

伏見城から醍醐寺までの距離は約 5382 m 。

徒歩だと一時間少々かかるでしょうか。

秀吉さんのお花見に重ねて、このぺージも醍醐寺に続きます。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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