立ち去りがたい景色。大原・宝泉院。

公開日 : 2014年06月06日
最終更新 :
筆者 : Akio

六月初め・・小雨の大原。

三千院に続く道には土産物店が並んでいます。

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石段を上がると門前通り。

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門前通りを通って宝泉院へと向かいました。

青いもみじの中、律川に架かる

無明橋の朱色が映えています。

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今の時期の大原は、気温も低く緑の中に

静かな時間が流れています。

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木々の中を抜けて、宝泉院へ。

この前、宝泉院に寄せて頂いたのは、雪の日でした。

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宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所でした。

長い歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に 

堂々と五葉の松が立っていたそうです。

その景色を、明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、

「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。

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宝泉院・書院の間から見える五葉の松。

樹齢は700年。

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宝泉院は、1999年・夏「そうだ京都、行こう。」で、

紹介されています。言葉は・・・・

「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと

 姿を現します。柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと

 目と耳を遊ばせて下さい。

 鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。縁側で頂く御抹茶と和菓子。

 この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う

 意味だそうです。

 京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。

 この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」

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抹茶を頂きながら眺める、額縁庭園の景色。

目の前に広がる楓と竹林。竹林後方の大原の山々には霧。

まさしく・・・「立ち去りがたい景色」。

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小雨の宝泉院。

緑の中、静かな時間が流れています。

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《宝泉院》 

〇 京都市左京区大原勝林院町187

〇 拝観料 一般800円  (お抹茶・和菓子付き)

〇 拝観時間 : 9:00~17:00

                          ※「そうだ京都、行こう。」の言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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