蘇る白鷲の美しさ。世界文化遺産・姫路城。

公開日 : 2014年07月11日
最終更新 :
筆者 : Akio

兵庫県姫路市の姫路城に行ってきました。

姫路城は、天を舞う白鷺のように見える事から別名・白鷺城(はくろじょう)とも言われます。

1993年に法隆寺と共に、日本で初の世界文化遺産に指定されています。

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まずは、桜門橋を渡り姫路城の敷地に向かいます。

桜門橋から見たお堀。

見事な大きさです。

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姫路城の今は、最後の改修工事中で、大きなクレーンが二機建っています。

平成21年から始められた改修工事。

来年三月頃には全ての改修工事が完成するそうです。

白鷺城と言われる姫路城。

さすがに美しいです。

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姫路城は、徳川家康の次女督姫を妻とする池田輝政により建てられたもので、

関ヶ原の戦いの翌年の慶長6年(1601年)から8年の歳月が建設に費やされました。

それまでは羽柴秀吉が20年前に建てた三層の姫路城が建っていましたが、

その城を取り壊し、現在の5層7階の天守となりました。

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姫路城には数々の歴史物語が残っています。

現在NHK大河ドラマで放送されている軍師・黒田官兵衛や、

聡明で美しい姫といわれた徳川家康の孫娘である千姫の物語。

宮本武蔵の妖怪退治、播州皿屋敷お菊井戸など、多くの物語の舞台として

魅力あふれるお城です。

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この六月、改修工事でお城に覆われていた大きな壁が取り除かれた時、

ネットでは驚きの声が上りました。

その声は・・・・・

「白すぎ」

「白鷺城ならぬ白すぎ城ですね」

「驚きの白さ」などなど。。。

でもこれは、漆喰の塗り替えや破損した瓦を取り換えた結果、

姫路城本来の姿に戻ったそうです。

実際、近くに寄って見ると、瓦一枚一枚に丁寧に漆喰が塗られています。

これだけの大きな城。

瓦一枚にも、大変な作業をされているのだと思いました。

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今は、NHK大河ドラマの「黒田官兵衛」の人気が重なり、

連日沢山の人が姫路城に来られてます。

官兵衛は天文15年(1546)当時、姫山にあった姫路城で誕生しました。

22歳で家督を継いで姫路城主となっています。

その後、豊臣秀吉の側近として仕え、調略や他大名との交渉などに活躍しています。

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姫路城の西の丸は、徳川家康の孫娘「千姫」(1597-1666年)が、過ごした場所です。

この部屋には千姫が百人一首をしている様子が再現されています。

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こちらは、播州皿屋敷お菊井戸です。

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現在観覧出来る所は、ここまででした。

来年三月には、全ての改修工事が終わるそうです。

姫路城は桜の木が多かったです。

来年の春の日には、見事な桜景色が広がるでしょうね。

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《姫路城》

○ 兵庫県姫路市本町68

○ 大人: 400円

○ 9時~16時(閉門は17時)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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