暑さも忘れる、舞妓さんの奉納舞踊。

公開日 : 2014年07月26日
最終更新 :
筆者 : Akio

祇園祭・後祭り山鉾巡行の日、華やかな花笠巡行も行われていました。

約850人からの花笠巡行のコースは・・・・・

祇園石段下(八坂神社。10時頃)→四条河原町→御池通→寺町通→四条通→

東大路通→神幸通→八坂神社(12時頃)。

花傘巡行について説明しますと、かつて祇園祭は、昭和40年まで2つに分かれていました。

それが『先の祭り(17日)』と『後の祭り(24日)』です。

その後、山鉾の巡行が17日に統一された為『後の祭り』を後世に伝えようと

『花傘』の巡行が24日に行われるようになりました。

山鉾巡行は女人禁制なのに対し、花傘巡行は華やかな衣装に身を包んだ

女性や子供さんが多数参加される巡行です。

この日の京都は、後祭りの山鉾巡行と花笠巡行。

そして奉納舞踊と、見所イッパイの一日です。

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花笠巡行が八坂神社に帰って来ると、拝殿では奉納舞踊が始まります。

八坂神社前の横断歩道では、奉納舞踊を見に来られた素敵な浴衣姿の方。

素晴らしい夏帯は、大船鉾の柄です。

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八坂神社での奉納舞踊は、祇園太鼓に始まり獅子舞・久世六斎

と続きます。

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奉納舞踊見物の中、舞妓さんの姿もちらほら見かけました。

お座敷スタイルではない、浴衣姿の舞妓さんは、

暑さを忘れさせてくれる清らかさです。

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いよいよ舞妓さん奉納舞踊の始まりです。

舞妓さんの奉納舞踊は、毎年 四つの花街(祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東)から

交互に 奉納の舞いが行われます。

今年は、宮川町と祇園甲部の舞妓さんです。

まずは、祇園宮川町の舞妓さんの奉納舞踊です。

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白地の着物は、桔梗と、つゆしば模様の 清清しい着物です。

団扇の模様が綺麗です。

帯は、淡い色合いの 帯。

踊りは「コンチキ音頭」

『 京はナア 霞の紫 くれは薄紅 風流はんなり しっとり千年

  都に流れて コンコンチキチン コンチキチン 

  ヤンレヨーイヤ ヨーイヤサー』

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続いて祇園甲部は、編笠姿での登場です。

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踊りは、「舌切り雀」を題材にした「すずめ踊り」。

着物は 紅白の地色に 笹と雀の柄。

赤い帯締めが、鮮やか。

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この日の気温は、うなぎ上りの暑さでしたが・・・

暑さも忘れる素晴らしい奉納舞踊でした。

後祭りlumix・2014。 118.jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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