二つの窓。鷹ヶ峰・源光庵。

公開日 : 2014年10月05日
最終更新 :
筆者 : Akio

鷹ヶ峰の源光庵。

山門前のすすきと萩が迎えてくれました。

源光庵の場所は、緩やかな勾配が続く千本通りを

ドンドンと上った所、鷹ヶ峰にあります。

秋の嵯峨野。2014 092

源光庵は、2014年・盛秋「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺院。

これから秋が進むと、沢山の人が来られるでしょうね。

山門入った所に咲く花は、ホトトギス。

秋の嵯峨野。2014 053

まずは書院へと進みました。

書院から見る庭の眺め。

静かな秋の景色が見えました。

秋の嵯峨野。2014 058

書院の素晴らしい襖。

秋の嵯峨野。2014 078

続いて、書院と本堂を結ぶ廊下の窓。

秋の嵯峨野。2014 060

源光庵と言いますと窓。

本堂には「悟りを表す」丸い窓と「迷いを表す」四角の窓があります。

四角の窓と丸い窓。

この窓は本堂が建てられた時からあり、それぞれに仏教の概念、

禅の境地が込められているそうです。

秋の嵯峨野。2014 076

迷いの窓は四角型に「人間の生涯」を象徴しているそうです。

四角形は、人間が誕生し一生を終えるまで逃れる事の出来ない過程

(生・老・病・死)を、四つの角で表しているそうです。

秋の嵯峨野。2014 089

続いて「悟りの窓」。丸い形は、「禅と円通」の心が表され、

ありのままの自然の姿。

清らかで偏りのない心が表現されています。

その形は悟りの境地であり、宇宙にも通じる「禅と円通」の心を

表わしているそうです。

源光庵は、1995年盛秋の「そうだ 京都、行こう。」で紹介されていました。

丸い窓が写ったポスターに書かれていた言葉は・・・・・

「私は宇宙を、友人は人生を、考えていたのでした。」

窓からは緑の楓が見えました。

これからの、秋の深まりと共に色付いて来ますね。

秋の嵯峨野。2014 066

すすき美しい、鷹ヶ峰の源光庵。

ゆっくり、ゆっくり秋が進んでいます。

秋の嵯峨野。2014 040

《源光庵》

〇所 京都市北区鷹峰北鷹峰町47

〇拝観時間 午前9時から午後5時まで。

〇拝観料 大人 400円

〇駐車場有り(25台、無料)

〇アクセス 市バス6,北1番系統「鷹峯源光庵前」下車徒歩1分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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