祇園白川、秋の日の舞妓さん。
祇園白川です。
八日は、祇園を愛した歌人・吉井勇さんを偲ぶ
「かにかくに祭」が行われました。
昨年も、かくかくに祭を見に来ましたが・・・
一年と言う、月日の流れが早く感じます。
白川沿いの、枝垂れ柳と石畳の道には沢山の人。
紅葉が進む白川には、鴨が泳いでいました。
かくかくに祭とは、祇園町をこよなく愛された吉井勇さんを偲び、
芸舞妓さん達により、白菊が手向けられる日です。
歌碑には吉井さんの、かくかくにの歌。
「かにかくに 祇園はこひし 寝(ぬ)るときも 枕のしたを 水のながるる」
この詩を書かれた吉井勇さん(1886-1960)は、明治-昭和時代の歌人,劇作家,
小説家。素晴らしい才能と共に、祇園町をこよなく愛した方でした。
歌碑に白菊を手向ける、舞妓さんが来られました。
格子模様の着物に、だらりの帯は花いかだ。
そして、水色の着物と椿の帯。
続いての舞妓さん。
淡い地色の着物に、枝垂れ柳と鞠の帯。
女将さんの帯。
桃山調の楓と観世流水。
艶やかな芸妓さんも、来られました。
いよいよ歌碑に白菊が手向けられます。
この日は、紅葉観光シーズンに外国人観光客も加え、
土曜日と言う事もあり、凄い人でした。
歌碑前は、カメラにアイフォンにアイバッドに携帯と
大賑わい。
2014年11月8日の「かくかくに祭」。
この日も、吉井勇さんが、こよなく愛した祇園町は、秋の陽に包まれ、
舞妓さんは華やかでした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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