雅なジオラマで見る、曲水の宴。
京都市下京区にある風俗博物館に行って来ました。
所は、西本願寺から堀川通りを渡り、井筒法衣店の5階です。
ここでは、平安時代の貴族の生活が、4分の1スケールの
寝殿造の模型と人形で見事に再現されています。
博物館では、年に二回展示が変わり、1月6日より新規展示が始まりました。
1月6日(火)からの展示は、
①曲水宴 弥生三月三日の年中行事~
②雛あそび
③元服(げんぷく) 平安時代の成人式
④六月祓 現代に引き継がれる平安時代の年中行事
⑤局
⑥賀茂祭
まずは、曲水の宴の様子から・・・・
寝殿造りの前では、「曲水の宴」が再現されています。
「曲水の宴」は、三月三日の上巳の日に行う遊宴で、
庭園の曲水(うねり曲がって流れる小川)の曲がり角ごとに
参会者が座り、上流から流れてくる盃が自分の前を過ぎないうちに
詩歌を作り、盃を取り上げて酒を飲む遊びです。
元々は中国において、流水に臨んで自身の穢(けがれ)や災いを
洗い流すという禊(みそぎ)から発生したと伝えられ、日本では
大化の改新以降、宮中行事となったそうです。
「曲水の宴」は現在も、京都の城南宮や上賀茂神社、
岩手県平泉町の毛越寺、鹿児島市の仙巌園などで行われています。
風俗博物館。
毎回ここに寄せて頂く度、人形さんの細やかなしぐさや、
見事なまでの衣装や、調度品の精密さに見入ってしまいます。
人形の衣装模様も、
4分の1スケールですから凄いです。
風俗博物館の雅なジオラマの世界。
もう一回続きます。
《風俗博物館》
〇所 京都市下京区西中筋六条下住吉42(井筒法衣店5階)
〇時間 9時00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み) 500円。
〇アクセス JR京都駅から市バス9番、西本願寺前下車徒歩約3分
阪急電車・四条大宮駅から市バス28番、西本願寺前下車すぐ
地下鉄烏丸線五条駅下車 徒歩約15分
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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