琵琶湖周航の歌と長命寺の雪景色。

公開日 : 2015年01月21日
最終更新 :
筆者 : Akio

前記事からの続きです。

港から、山道を登って長命寺に着きました。

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長命寺は、長命寺山(333m)の山腹にある寺院。

境内には、朝の雪が沢山残っていました。

平地から上って来るだけで、こんなにも雪が残っている事に驚きです。

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長命寺の歴史は古く、ご本尊は千手十一面聖観世音菩薩。

長命寺は、西国三十一番札所の霊場であり、

名の通り無病息災と健康長寿を願う寺院。

本堂や三重塔など重文の建つ境内からは

琵琶湖が一望できます。

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境内に、琵琶湖周航の歌の歌碑がありました。

「われは湖の子 さすらいの旅にしあれば しみじみと。」

この歌は、第三高等学校(現在の京大)に入学した小口太郎さんが、

1917年(大正6年)の琵琶湖一周の中で詩を作られたと伝わっています。

以来、三高の寮歌・学生歌として歌われて来ました。

加藤登紀子さんの歌では、二番に近江舞子、三番に今津と長浜が出て、

四番は竹生島と歌われていますが、

原曲では、五番と六番があり六番の歌詞に長命寺が出て来ます。

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「琵琶湖周航の歌」 (作詞:小口太郎、作曲:吉田千秋)

1.われは湖の子 さすらいの

 旅にしあれば しみじみと

 昇る狭霧や  さざなみの

 志賀の都よ いざさらば

 (中略)

5.矢の根は深く 埋もれて

 夏草しげき 堀のあと

 古城にひとり 佇めば

 比良も伊吹も 夢のごと

6.西国十番 長命寺

 汚れの現世 遠く去りて

 黄金の波に いざ漕がん

 語れ我が友 熱き心

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境内からは、長命寺港が見え

近江の景色が広がっています。

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びわ湖を背景に、雪兎を作ってみました。

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帰る時、石段から見えた 長命寺と夕暮れのびわ湖。

「西国十番 長命寺

 汚れの現世 遠く去りて

 黄金の波に いざ漕がん

 語れ我が友 熱き心」

以上、冬の日のびわ湖と長命寺でした。

湖国2015 064

《長命寺》

○所     滋賀県近江八幡市長命寺町157 

○アクセス  JR  琵琶湖線「近江八幡駅」下車

       バス 「長命寺」下車、徒歩20分

       車  名神竜王ICより約30分

○駐車場   普通車50台

○参拝料   無料

○時間    8:00~17:00

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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