常照寺、新緑の世界。
鷹ケ峯・常照寺さん。
青もみじの参道を進むと、美しい朱塗りの山門に迎えられます。
「吉野門」と呼ばれるその山門は、天下の名妓・二代目吉野太夫が巨財を投じて寄進したものです。
全盛期の吉野太夫は、井原西鶴の「好色一代男」にも出て来る大変美しい女性だったそうです。
26歳の時に豪商・灰屋紹益に身受けされ結婚。
しかし、38歳という若さでこの世を去り、遺言によって常照寺本堂裏の墓地に葬られました。
今は、緑が美しい季節。
境内を進みますと、美しい緑の世界が広がっています。
鷹ケ峰の辺りは、朝夕気温が冷え込む所。
しかし、その寒暖差が美しい緑や秋の紅葉をもたらすとも言われます。
見上げると、青くて美しいもみじの世界が見えました。
青いもみじ。。
晩秋には水彩画の様な美しい彩りとなり
その紅葉は、「常照寺色」とも例えられます。
常照寺の五千坪にわたる広大な境内には、
さまざまな花が咲きます。
春には染井吉野、しだれ桜、八重桜に山桜、椿に霧島ツツジ、
梅雨には、ガクアジサイやサツキ、夏には桔梗、白蓮、
秋には萩、ホトトギス、楓、冬には南天など・・・・。
テッセンが咲いていました。
境内の石碑は・・・
「蔵の財より身の財すぐれたり
身の財より心の財第一なり」
鷹ヶ峰・常照寺さん。
常照寺色の新緑の世界が広がっています。
《常照寺》
○所 京都市北区鷹峰北鷹峰町45
○参拝料 300円
○時間 8:30~17:00
○アクセス 市バス「源光庵前」下車、徒歩約2分
○駐車場 有り
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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