常照寺、新緑の世界。

公開日 : 2015年05月20日
最終更新 :
筆者 : Akio

鷹ケ峯・常照寺さん。

青もみじの参道を進むと、美しい朱塗りの山門に迎えられます。

「吉野門」と呼ばれるその山門は、天下の名妓・二代目吉野太夫が巨財を投じて寄進したものです。

青もみじの季節を巡る 049

全盛期の吉野太夫は、井原西鶴の「好色一代男」にも出て来る大変美しい女性だったそうです。

26歳の時に豪商・灰屋紹益に身受けされ結婚。

しかし、38歳という若さでこの世を去り、遺言によって常照寺本堂裏の墓地に葬られました。

青もみじの季節を巡る 038

今は、緑が美しい季節。

境内を進みますと、美しい緑の世界が広がっています。

鷹ケ峰の辺りは、朝夕気温が冷え込む所。

しかし、その寒暖差が美しい緑や秋の紅葉をもたらすとも言われます。

見上げると、青くて美しいもみじの世界が見えました。

青もみじの季節を巡る 045

青いもみじ。。

晩秋には水彩画の様な美しい彩りとなり

その紅葉は、「常照寺色」とも例えられます。

青もみじの季節を巡る 015

常照寺の五千坪にわたる広大な境内には、

さまざまな花が咲きます。

青もみじの季節を巡る 035

春には染井吉野、しだれ桜、八重桜に山桜、椿に霧島ツツジ、

梅雨には、ガクアジサイやサツキ、夏には桔梗、白蓮、

秋には萩、ホトトギス、楓、冬には南天など・・・・。

テッセンが咲いていました。

青もみじの季節を巡る 008

境内の石碑は・・・

「蔵の財より身の財すぐれたり

身の財より心の財第一なり」

青もみじの季節を巡る 042

鷹ヶ峰・常照寺さん。

常照寺色の新緑の世界が広がっています。

青もみじの季節を巡る 027

《常照寺》

○所    京都市北区鷹峰北鷹峰町45

○参拝料  300円

○時間    8:30~17:00

○アクセス 市バス「源光庵前」下車、徒歩約2分

○駐車場   有り

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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