行く夏を見送る、嵯峨の送り火。

公開日 : 2015年08月21日
最終更新 :
筆者 : Akio

二十日の夜の大覚寺では、「嵯峨の送り火」が行われました。

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嵯峨の送り火は

精霊と往く夏を見送る夜です。

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大沢の池には、精霊流しの灯籠の灯りが

水面に映えています。

七時になると桟橋では、お坊様の施餓鬼法要が始まりました。

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大沢の池は、観月の為に作られた日本最古の池で

1周は約1キロ。

春は桜。

晩秋には、紅葉が水面に映ります。

松明を灯した船が、池の中央に向かいます。

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池中央の祭壇に点火されると、炎は静かに燃え上がりました。

燃え上がる炎。

池に響く般若心境。

思えば、昨年も池の畔で炎を見ていました。

一年とは早いですね。

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炎の音が池に響きます。

精霊と、行く夏を見送る嵯峨の送り火でした。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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