京の町に残る秀吉さんの遺構。北野天満宮の御土居。

公開日 : 2015年10月27日
最終更新 :
筆者 : Akio

前ぺージからの続きです。

御土居を訪ねて北野天満宮へ来ました。

北野天満宮と言いますと学問の神様、菅原道真公。

道真公が愛した梅と牛さんも有名ですが、

ここは素晴らしい紅葉処でもあります。

JR東海2015年・秋のキャンペーン寺院は、北野天満宮。

ポスターの言葉は・・・・・

「歴史と、美しい風景の経験から、人は多くを学びます。

 ああ、私の秋は忙しくなるぞ。」

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天満宮・社殿西側に進むと、御土居への入り口。

12月6日(日)まで、もみじ苑(料金 700円・茶菓付)

として公開されています。

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もみじ苑に入り少し進むと、そこは御土居。

広い道の様に見えますが洛中洛外を仕切った御土居の上です。

ここに来る前に見てきた御土居は道路で寸断されていたり

住宅街の中だったりしましたが、北野天満宮・もみじ苑に広がる

御土居は作られた当時の原型に近いとの事。

100mからの御土居の道が続いています。

途中の朱塗りの欄干からの景色。

日一日と色付いて来る、もみじの世界が広がっています。

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ここ北野天満宮と豊臣秀吉さんは、ゆかりが深く現在の社殿の多くは、

息子・秀頼によって造営されたそうです。

御土居を歩いて行きますと、大きな欅(ケヤキ)が見えました。

樹齢600年。木の名は「東風」。

看板には、

「このケヤキは豊臣秀吉がここに御土居を築いた当時から

 成長を続けて来ました。京の地より天高く大宰府へ

 東風を吹かせ続けています。」

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見上げると、空を覆う大きなケヤキ。

東風と言う大きなケヤキ。

「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな」

道真公の和歌が浮かんで来ます。

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御土居をもう少し進んだ所から見る社殿。

それは、高低差のある御土居から眺めるビューポイント。

青空に北野天満宮の建物が映えています。

少し紅葉が見えていますが、これから紅葉が進んだ晩秋には

鮮やかな紅葉景色となるでしょうね。

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続いて順路は、御土居から

紙屋川沿いの小路へと降りて行きます。

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下から見上げた御土居。

斜面は大切に保護されています。

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紙屋川沿いに広がる、もみじ景色。

中には樹齢400年を越える楓もあります。

朱塗りの橋は、鶯橋。

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もみじは、これから朝晩の冷え込みで一日毎に色付いて来ます。

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見上げると、もみじ。モミジ。紅葉。

これからの秋が楽しみです。

北野天満宮へ御土居を訪ねてでした。

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《今回行った御土居。》北野天満宮の御土居。

《北野天満宮・もみじ苑》

〇期間     10月25日(日)~12月6日(日)

〇時間     10:00~16:00 ※11月14日以降は9:00~

〇料金     700円(茶菓付)

〇アクセス   京都駅から京都市営バス50, 101号系統「北野天満宮前」下車。

        四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車。

        京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車。

〇駐車場     無料 9:00~17:00(毎月25日は縁日のため駐車できません。)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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