福知山城と言えば明智光秀。
前ぺージからの続き。
朝来市の竹田城跡から福知山城に入りました。
昇龍橋の向こうに福知山城が見えます。
福知山城の歴史は、今から440年ほど前の天正三年(1575年)
長篠の戦いで武田勝頼を破り、天下に手が届く位置に来た織田信長は、
一番のお気に入りで出世頭の明智光秀に、丹波の平定を任せました。
その後、本格的に戦いを開始した光秀は、数年をかけて見事平定します。
福知山城は丹波支配の拠点として築城されています。
時は流れ、明治の廃城令によって福知山城は取り壊され、
石垣だけの状態になっていたのを昭和六十一年(1986年)に
望楼型の独立式という初期の姿で復元されています。
明智光秀と言いますと、「謀反人」「天下の大逆臣」などと言われますが・・
このような言葉を一方的に受けるような人物ではなく,
それは「勝者が作り上げた歴史」なのかも知れません。
明智光秀はここ福知山を拠点に,丹波国の経営に粉骨し,
家来や領民からも深く慕われていました。
その事を証明するかの様に、今も亀岡から福知山の丹波地方では、
福知山では「福知山御霊大祭」。
亀岡では「亀岡光秀まつり」や「ききょうの里」といった催しが
開催されています。
また長岡京市では、光秀の三女で細川家に嫁いだ・たま(細川ガラシャ)さんの
ガラシャ祭りも行われています。
歴史小説家・陳舜臣さんの言葉は、『歴史は勝者によって書かれる』。
歴史は合わせ鏡。
勝者にも、そして・・・敗者にも歩んで来た歴史があるんですね。
福知山城を見上げながら、400年前の時代を想像しました。
≪福知山城≫
〇所 〒620-0035福知山市字内記5番地
〇開館時間 午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)。
休館日/毎週火曜日。
〇入館料 おとな320円・子ども100円。
〇アクセス
鉄 道: JR山陰本線・福知山線福知山駅~バス or 徒歩15分
車 : 舞鶴道福知山IC~国道9号線
駐車場: 福知山城公園観光駐車場。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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