桜の時の始まり。京都御苑「糸桜」。

公開日 : 2016年03月24日
最終更新 :
筆者 : Akio

今、京都御苑(御所)の「糸桜」は、見頃の時を迎えつつあります。

京都御苑は、平安京遷都以降、約1200年にわたり歴史を紡いできた

京の都の真ん中にあります。

御所は南北朝時代より500年もの間、天皇のお住まいとなり、

その周囲には200余の宮家や公家の邸宅が立ち並び、雅やかな都の中心でした。

天皇が東京に移られた後には、数多くの樹木が植えられ、

昭和24年(1949)、国民公園となりました。これが京都御苑です。

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御苑はとても広くて、東西約700メートル。南北は丸太町駅から

今出川駅のひと駅分に相当する距離で、緑豊かな公園は、

京都の人々にとって憩いの場です。

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御苑には次々と桜が咲いて来ますが、「糸桜」は御苑に咲く桜の中で

一番早く咲きます。

「糸桜」の咲く場所は、京都御苑の北側、今出川御門を入ってすぐの所。

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糸桜は名の通り、細かい糸が枝垂れる様な桜。

ここには、鎌倉時代から天皇に仕える朝廷

近衛家の邸宅がありました。

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明治維新で天皇が東京に移られる同時期に

近衛家も東京に転居されています。

以来、桜と池のみが147年間、残っています。

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この春、JR東海「そうだ 京都、行こう。」の舞台は、

京都御所・京都御苑です。

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紹介の言葉は・・・・

「五摂家のひとつとして、摂政や関白を輩出した近衞家の邸宅跡に

 しだれ桜「糸桜」が優美な姿を見せます。

 その名の通り、繊細な絹糸のような枝にびっしりと花をつけ、

 そよ風に揺れる様子はまさに平安の雅を再現したようです。

 約60本植えられた糸桜は、色も白、淡いピンク、紅、とさまざまで、

 今年のキャンペーンの舞台にふさわしい豪華さです。

 ピンクのグラデーションにしばし陶酔してください。」

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同じくポスターの言葉は、

「世界でもっとも人気の町の 

 その「真ん中にある春」なんですから。

               ・・・・・・と綴られています。

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見頃を迎えた糸桜。

これから京都の町に桜の時が始まります。

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≪京都御所≫

〇境内散策自由

〇アクセス        今出川駅6出口から徒歩約8分。

            丸太町(京都市営)駅2出口から徒歩約12分。

            出町柳駅4出口から徒歩約20分。

〇駐車場         有り 有料。

〇「糸桜」の咲く場所。  京都御苑の北側今出川御門を入ってすぐの所。

                    ※JR東海「そうだ 京都、行こう。」の言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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