川端康成が見た御室桜。

公開日 : 2016年04月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

京都は、昨夜から明け方にかけて雨でした。

この雨で、仁和寺の遅咲き桜は散ったのだろうかと

山門前に行きました。

立看板には「落花さかん」の文字。

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山門をくぐり御室桜の所に向かいました。

「落花さかん」。。。

 そんなに落花したのだろうかと思いましたが

 いえいえ、まだぎりぎりセーフでした。

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仁和寺の春と言いますと、桜と五重塔の

この景色ですね。

御室桜の木の高さは2~3メートルと低く、

目の高さでお花見が出来ます。

桜の中の五重塔。

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川端康成さんは小説「古都」の中で、御室の桜の事を

「春の義理」と表現され

「ひと目見たら、春への義理は済む」と書かれていました。

御室桜の花弁は、大ぶりで厚くお多福桜とも呼ばれています。

花弁は昨夜からの雨で濡れていました。

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桜苑から少し境内を進むと、

青もみじが美しい色を放っています。

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こちらはミツバツツジと青空。

花の季節は、桜から次の季節へと

移りつつあるんですね。

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ブログを綴っていて、桜の季節に思う事は、

花が咲いて、散った後は独特な気持ちになります。

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春は花の季節。

これから、ツツジや藤や山吹や牡丹と・・・・

次々と花は咲いて来るのですが

桜の後に残る、何とも不思議な気持ちは・・・

まさしく「惜春」と言う気持ちなのかなと思いました。

春への義理。

御室桜でした。

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《仁和寺》

〇 所    京都市右京区御室大内33

〇アクセス  電車

         JR京都駅から市バス26号系統約40分「御室仁和寺」下車徒歩すぐ。

         京福電鉄御室駅下車徒歩すぐ。

〇アクセス  車 

         名神高速京都南ICから約40分。   名神高速京都東ICから約40分。

         駐車場   500円

〇観桜参拝   大人 500円 子供 200円   AM8:30-PM17:00

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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