川端康成が見た御室桜。
京都は、昨夜から明け方にかけて雨でした。
この雨で、仁和寺の遅咲き桜は散ったのだろうかと
山門前に行きました。
立看板には「落花さかん」の文字。
山門をくぐり御室桜の所に向かいました。
「落花さかん」。。。
そんなに落花したのだろうかと思いましたが
いえいえ、まだぎりぎりセーフでした。
仁和寺の春と言いますと、桜と五重塔の
この景色ですね。
御室桜の木の高さは2~3メートルと低く、
目の高さでお花見が出来ます。
桜の中の五重塔。
川端康成さんは小説「古都」の中で、御室の桜の事を
「春の義理」と表現され
「ひと目見たら、春への義理は済む」と書かれていました。
御室桜の花弁は、大ぶりで厚くお多福桜とも呼ばれています。
花弁は昨夜からの雨で濡れていました。
桜苑から少し境内を進むと、
青もみじが美しい色を放っています。
こちらはミツバツツジと青空。
花の季節は、桜から次の季節へと
移りつつあるんですね。
ブログを綴っていて、桜の季節に思う事は、
花が咲いて、散った後は独特な気持ちになります。
春は花の季節。
これから、ツツジや藤や山吹や牡丹と・・・・
次々と花は咲いて来るのですが
桜の後に残る、何とも不思議な気持ちは・・・
まさしく「惜春」と言う気持ちなのかなと思いました。
春への義理。
御室桜でした。
《仁和寺》
〇 所 京都市右京区御室大内33
〇アクセス 電車
JR京都駅から市バス26号系統約40分「御室仁和寺」下車徒歩すぐ。
京福電鉄御室駅下車徒歩すぐ。
〇アクセス 車
名神高速京都南ICから約40分。 名神高速京都東ICから約40分。
駐車場 500円
〇観桜参拝 大人 500円 子供 200円 AM8:30-PM17:00
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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