深い味わいの京都。青もみじ美しい化野念仏寺。

公開日 : 2016年09月19日
最終更新 :
筆者 : Akio

嵯峨鳥居本町にある、化野(あだしの)念仏寺。

鳥居本の鮎の老舗・平野屋さんから少し下がると、化野念仏寺です。

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「化野」は(あだしの)と読みます。

あだしとは はかない、空しい・・と言う無常の心が表されているそうです。

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苔と青もみじと竹林が美しい化野念仏寺。

境内には8,000体の石仏や石塔があり、それらは化野に葬られた人たちの墓で、

毎夏の八月二十三日・二十四日に灯明をあげ、千灯供養が行われています。

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化野は平安京の時代から風葬の地として知られ、亡くなっても埋葬してもらえない

悲しみの地でした。

平安時代に弘法大使・空海が、野ざらしとなった死者をとむらうために五智山如来寺を建てた事が

「化野念仏寺」の始まりです。

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その後、平安時代から何百年という長い年月が過ぎ、

あたりに散乱していた無縁仏を

明治時代に地元の人々が集め、化野念仏寺に祀り、今日に至っています。

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化野念仏寺の竹林の小路。

嵐山の天竜寺裏から大河内山荘に続く竹林の小路は、人が多くて

人の写らない写真はなかなか撮れませんが、

化野念仏寺の竹林の小路は、ゆっくりと写真撮影が出来ます。

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そして、ここは紅葉の名所です。

今は青もみじですが、これから秋が進むと共に、

日一日と色付いて来ます。

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《化野念仏寺》

○所      京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17

○アクセス   JR嵯峨嵐山駅から徒歩30分位。

○拝観時間   9時~16時30分

○拝観料    一般500円・中学生高校生400円・小学生以下無料

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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