「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花・・・」

公開日 : 2017年01月29日
最終更新 :
筆者 : Akio

一月末の今、北野天満宮では梅が咲き始めています。

北野天満宮と言いますと、菅原道真公(845年~903年)。

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時を越えて語り継がれる、素晴らしい和歌が浮かんで来ます。

「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

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菅原道真は、平安時代の政治家。

封建的な制度を改め、民衆の為の土地制度と税制改革を進め、

宇多天皇に重用され右大臣となります

しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ大宰府へと左遷されてしまいます。

その時に詠まれた和歌が・・・・

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」。

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政治の力を落とされ、家族や育てて来た梅や牛とも別れての大宰府行きは、

さぞかし辛いものだったでしょうね。

道真公を思い、一夜にして太宰府まで飛んで行ったと言う「飛び梅伝説」は、

今も語り継がれています。

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北野天満宮に植えられている梅の種類は約50品種。

早咲き梅から遅咲き梅と、長く花を楽しめます。

一月も火曜は月末。

北野天満宮の梅は、固い蕾が膨らみ、

花が咲き始めて来ました。

北風が東風に変わる時は、もうすぐです。

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《北野天満宮》

◎住所:京都府京都市上京区馬喰町

◎交通(電車):JR京都駅→市バス50・101系統で30分、北野天満宮前下車、徒歩すぐ

   (車):名神高速京都南IC・京都東ICから国道1号経由30分

◎駐車場:有り・・・300台(無料)※毎月25日は閉鎖

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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