夏・深緑の「祇王寺」。
8月の京都は、連日体温並みの気温が続いていますが・・
ここ祇王寺は、深い緑に包まれて涼しい気温です。
祇王寺は竹林と楓に囲まれた、つつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場し、
平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより
都を追われるように去り、母と妹、そして仏御前とともに出家、
入寺した「悲恋の尼寺」として知られています。
見上げると、空を覆うように
広がる青もみじ。
そして、竹林。
境内は苔と深い緑の世界。
「JR東海そうだ京都行こう」では、2010年の初夏、祇王寺が紹介されていました。
ポスターの言葉は、
「新緑を求めて辿り着いた嵯峨野の奥。
敷地には茅葺の庵に楓の木立、苔、小川があるだけの小さな境内でした。
ここが、平清盛の寵愛を失った白拍子祇王と妹とその母と
仏御前が余生を送ったところ。
青紅葉と初夏の光を吸ってビロードの様に輝く苔の瑞々しさに触れると
「平家物語」と言う、いにしえの舞台でありながらも
新しい時間が流れているのを感じます。
JR京都駅からJR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅下車」徒歩約20分。
祇王の章は「平家物語」第一巻です。」
・・・・と綴られていました。
深い緑の中、遠い歴史を思う夏の祇王寺。
祇王が、母と妹と仏御前で入寺した時の年齢は、
祇王21歳・妹の祇女19歳・母45歳・仏御前は17歳だったそうです。
約820年前の夏・・・ここにはどんな時間が流れていたのでしょうか。
《祇王寺》
◎ JR嵯峨嵐山駅から徒歩約25分。 京福電鉄嵐山駅から徒歩約25分。
阪急電鉄嵐山駅から祇王寺へは徒歩約35分。
◎ 拝観時間 AM9時-PM5時 ◎ 拝観料 三百円
※そうだ 京都行こうの言葉、お借りしています。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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