8月末の京都府・伊根町「伊根の舟屋」

公開日 : 2017年08月27日
最終更新 :
筆者 : Akio

八月ラストの週末、京都府与謝郡伊根町の「伊根の花火大会」へと向かいました。 

伊根町へは、京都の中心街から116Km。有料道路を走って二時間半位の距離です。

伊根町までの経路には、舞鶴・由良海岸・宮津・天橋立があり

海水浴場も多くあります。

舞鶴を過ぎ、海が近くなって来ると、由良川を渡る宮津線が見えました。

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ゴトン ゴトン・・列車が来ました。

車窓の右手は由良川。

左手には由良の海が広がります。

由良は、文豪・森鴎外の「山椒大夫」のもとになった 

民話・安寿と厨子王の舞台でもあります。

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由良から宮津を経て、伊根に着きました。

海際に立ち並ぶ家々。

ここではかつて、映画「男はつらいよ寅次郎あじさいの恋」や、

NHKドラマ「ええにょぼ」でも舞台となりました。

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舟屋の景色は、まるで家々が海に浮かんでいるようにも見えます。

伊根湾の沿岸にはこのような「舟屋」が約230軒、軒を連ねています。

舟屋は、船を海から引き上げて、風雨や虫から守るために建てられた家屋です。

船を収納する一階、二階は網の干し場や漁具置き場として使われています。

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家のような形をしているので、舟屋に人は住んでいるのかと思いますが・・

舟屋に住んでいる方は少なくて、すぐ傍にある母屋が

住まいとなっているそうです

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ここは、山が近くて前は伊根湾。

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舟屋は明治時代に集落に道路を敷いた際に、

海側に舟置き場や蔵などを集積させたのが

現在の特長ある伊根の町並みのはじまりとされています。

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建ち並ぶ舟屋のほとんどは明治中期から昭和初期に

建てられたものだそうです。

マンホールデザインも、伊根の舟屋。

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夕暮れの伊根町。

風情ある町並みを歩きながら、花火の時を待ちました。

                               つづく・・・・

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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