8月末の京都府・伊根町「伊根の舟屋」
八月ラストの週末、京都府与謝郡伊根町の「伊根の花火大会」へと向かいました。
伊根町へは、京都の中心街から116Km。有料道路を走って二時間半位の距離です。
伊根町までの経路には、舞鶴・由良海岸・宮津・天橋立があり
海水浴場も多くあります。
舞鶴を過ぎ、海が近くなって来ると、由良川を渡る宮津線が見えました。
ゴトン ゴトン・・列車が来ました。
車窓の右手は由良川。
左手には由良の海が広がります。
由良は、文豪・森鴎外の「山椒大夫」のもとになった
民話・安寿と厨子王の舞台でもあります。
由良から宮津を経て、伊根に着きました。
海際に立ち並ぶ家々。
ここではかつて、映画「男はつらいよ寅次郎あじさいの恋」や、
NHKドラマ「ええにょぼ」でも舞台となりました。
舟屋の景色は、まるで家々が海に浮かんでいるようにも見えます。
伊根湾の沿岸にはこのような「舟屋」が約230軒、軒を連ねています。
舟屋は、船を海から引き上げて、風雨や虫から守るために建てられた家屋です。
船を収納する一階、二階は網の干し場や漁具置き場として使われています。
家のような形をしているので、舟屋に人は住んでいるのかと思いますが・・
舟屋に住んでいる方は少なくて、すぐ傍にある母屋が
住まいとなっているそうです
ここは、山が近くて前は伊根湾。
舟屋は明治時代に集落に道路を敷いた際に、
海側に舟置き場や蔵などを集積させたのが
現在の特長ある伊根の町並みのはじまりとされています。
建ち並ぶ舟屋のほとんどは明治中期から昭和初期に
建てられたものだそうです。
マンホールデザインも、伊根の舟屋。
夕暮れの伊根町。
風情ある町並みを歩きながら、花火の時を待ちました。
つづく・・・・
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。