源氏物語を思う宇治の橋巡り。

公開日 : 2017年09月20日
最終更新 :
筆者 : Akio

朝の宇治川。

紫式部像の後に見えるのは宇治橋。宇治橋は日本最古の橋(646年)です。

ここに流れる宇治川は、琵琶湖から瀬田川として流れて来て、京都府に入ると宇治川と名を変えます。

その後、宇治川は木津川と合流した後、桂川とも合流し淀川となり大阪湾に注いで行きます。

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宇治は、平安貴族の別荘地として、また合戦が繰り広げられてきた

歴史の面影を刻む町でもあります。

特に宇治公園の一帯は、平等院や宇治上神社をはじめ数々の史跡に恵まれ、

風情ある景色が広がっています。

そして宇治と言いますと、源氏物語ですね。

『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる長篇小説です。

特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、「宇治十帖」と呼ばれています。

宇治十帖は「橋」に始まり「橋」に終わる物語。

宇治橋からの眺め。

右手は「橘橋」。左手は「朝霧橋」。

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風光明媚な宇治公園ですが、宇治川の川岸と塔の島、橘島はそれぞれ

「橘橋」「朝霧橋」「喜撰橋」「中島橋」で結ばれて回遊できるようになっています。

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橘橋から、朱色鮮やかな、「朝霧橋」を渡ると宇治神社です。

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秋の宇治。

橋を巡りながら源氏物語の世界に思いを馳せるのも良いですね。

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《京都府立宇治公園》

〇〒611-0021  京都府宇治市宇治塔川

〇交通アクセス  京阪宇治線宇治駅から徒歩で5分

JR奈良線宇治駅から徒歩で10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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