塔とタワーのフォトジェニックな景色

公開日 : 2018年10月09日
最終更新 :
筆者 : Akio
IMG_1229.jpg

京都で最も京都らしい風情を感じる所は東山かも知れません。

その東山の中で、特に京都らしい景色を残している法観寺(八坂の塔)もその一つ。

東山通りから八坂りに入ると突如出現する法観寺(八坂の塔)。

絵画の遠近法さながらに、細い小路の奥に建つ五重塔。

この景色は、まさしくドキリとする風景です。

IMG_1210.jpg

法観寺は飛鳥時代に聖徳太子が建てた、日本で最初の五重塔と言われています。

その頃の法観寺は、七大寺のひとつとして記されていたことから、堂塔伽藍が建ち並んでいたそうです。

その後、長い歴史の中、京の町はたびたび戦乱となり、多くのお寺が焼失しました。

法観寺(八坂の塔)も同じで、治承3年(1179年)に八坂神社と清水寺の争いによって類焼したり、

永享8年(1436年)に炎上したりと、幾たびも火災に遭ったそうです。

でも、その度に源頼朝や足利義政といった時の権力者により再建され、現在でも、その姿を残しています。

IMG_1237.jpg

現在の塔は室町将軍・足利義政によって1440年に再建され現在に至っています。

法観寺から少し上がり、左に曲がると二年坂に高台寺。

道をそのまま上がると清水寺へと続きます。

IMG_1232.jpg

この辺りは近代の日本の歴史を感じる所も多く、龍馬坂に維新の道と、

名前だけでも幕末の歴史を想像します。

三年坂の手前を左に曲がる道は霊山護国神社に続いています。

ここには、坂本龍馬をはじめ明治維新の誕生につくした志士達1043名の霊が祀られています。

IMG_1235 (2).jpg

《フォトジェニックな塔とタワーの景色》

二年坂を下り、高台寺の高台に来ました。

法観寺(八坂の塔)を見る時、ここからの眺めもお勧めです。

夕暮れの中に、八坂の塔と京都タワーが見えます。

IMG_1255.jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。