この門を入れば錦秋景色「南禅寺」

公開日 : 2018年11月16日
最終更新 :
筆者 : Akio

京都の紅葉は多くの所に見頃となり連日沢山の人出で賑わっています。

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参道左手の句碑。

「この門を 入れば涼風 おのづから」

今は、「この門を 入れば錦秋景色」です。

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《三門とは》

紅葉の中に見えるのは、重要文化財の三門です。

「三門」とは、「山門」とも表されますが、仏道修行で悟りに至る為に

透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の

三解脱門を略した呼称だそうです。

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南禅寺の三門は別名「天下竜門」とも呼ばれます。

開創当時のものは文安四年の火災で焼失しました。

現在の三門は寛永5年(1628)藤堂高虎が大阪夏の陣に倒れた家来を

弔うために再建したもので、禅宗様式で建てられた圧倒的な存在感です。

また歌舞伎「楼門五三桐」の石川五右衛門の伝説でも有名な三門です。

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こちらは、南禅寺境内を横切る赤煉瓦の「水路閣」。

琵琶湖疎水を上部に流す陸橋で、古代ローマ風の建築様式。

ひなびた色合いが南禅寺の古めかしさに馴染む、人気のスポットです。

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境内の銀杏も色づいて来ました。

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紅葉見頃の南禅寺。

この週末は、ますます色付いて来ます。

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《南禅寺》

〇所      〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町

〇境内無料、三門500円、方丈庭園500円

〇アクセス  市バス 東天王町下車または南禅寺・永観堂道下車、徒歩10分。

〇アクセス  地下鉄 地下鉄東西線蹴上駅下車、徒歩10分。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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