ジオラマで見る「嵯峨鳥居本」昭和初期風景
連休の嵐山は凄い人出でした。
渡月橋から川沿いの道を上がった所のもみじも見頃です。
人の多い嵐山エリアから愛宕街道を上って奥嵯峨鳥居本手前の
京町屋風建物の「嵯峨鳥居本町並み保存館」に入りました。
《嵯峨鳥居本町並み保存館》
◎ 場所 右京区嵯峨鳥居本仙翁町8番地
◎ 開館時間 午前10時から午後4時まで
◎ 休館日 月曜日(月曜日が祝日・振替休日のときは翌日)
◎ 入館料 無料
◎ 交通アクセス JR嵯峨野線 嵯峨嵐山下車 徒歩約30分
京都バス 鳥居本下車 徒歩約3分 市バス 大覚寺下車徒歩約20分
嵐山渡月橋付近から徒歩で落柿舎等を経て30分程度
《ジオラマに見る、昭和初期の奥嵯峨風景》
館内には奥嵯峨・愛宕街道のジオラマ(風景模型)が展示されています。
ジオラマは昭和初期の、奥嵯峨の風景が再現されていて
ジオラマ右手には愛宕街道に沿って 桜並木も見えます。
そして・・・桜並木の中を電車が走っています。
この電車は、今は走っていない『愛宕鉄道』です。
愛宕山鉄道は、嵐山から清滝までを結ぶ鉄道でした。
鉄道は、愛宕山の神社へ向かう参詣路線として建設されました。
清滝には遊園地があり、愛宕山には、ホテルや遊園地・スキー場・テント村などあったそうです。
しかし太平洋戦争中に、不要不急線に指定された事から廃線となりました。
戦後も復活する事なく ホテルなど観光施設もすべて閉鎖され リゾート施設も幻と消えています。
現在 鉄道跡は、清滝に続く道路になっています。
清滝の秋の様子は、前記事「京へ三里 水の清滝 紅葉景色」にても紹介しています。
https://tokuhain.arukikata.co.jp/kyoto/2018/11/post_1371.html
こちらは、鳥居本・一の鳥居と鮎の平野屋さん。
平野屋さんは、鳥居本で四百年 鮎問屋を営まれています。
嵯峨鳥居本町並み保存館は,嵐山からスタートして嵯峨鳥居本まで歩く道沿いにあります。
石仏や石塔で有名な化野念仏寺を過ぎ,鳥居本に到着する直前にあります。
嵐山・嵯峨野めぐりの休憩を兼ねて訪ねてみて下さいね。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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