雪化粧した「清水寺」
前ぺージからの続きです。
27日の朝、二年坂から三年坂を経て清水寺に向かいました。
東山と言いますと、春は桜、秋は紅葉の美しい季節がありますが
雪の日の東山は、モノトーンの世界です。
《明保野亭》
三年坂の中ほどにあるのは食事処の「明保野亭」。
明保野亭は幕末の時代、志士達の会合の場でもありました。今も営業されています。
激動の時代、坂本龍馬と中岡慎太郎が近江屋事件で亡くなったのは1867年の11月でした。
坂本龍馬33歳。中岡慎太郎29歳。
志士達が夢見た明治維新は、その翌年の1868年10月でした。
三年坂を経て清水寺参道を歩きます。
前回、清水寺にお参りしたのは去年の12月でした。
あの時は、全山燃える紅葉景色が広がっていました。
《全山・モノトーンの世界》
雪景色の中に映える三重塔。(平安時代初期847年の創建)
塔の高さは約31メートル。
現在の塔は古様式に則って昭和62年(1987)に総丹塗りとともに、
桃山様式を示す極彩色文様が復元されています。
境内から見る京の町。
現在、清水寺では、50年に1度ともいわれる大規模な改修・修繕工事が行われていて、
2017年初めの工事開始から2020年の工事終了まで約3年の歳月をかけて「清水の舞台」で知られる
本堂の全面修復が行われています。
本堂から見る京都タワー方面。
こちらは、錦雲渓。寺院北に広がるのは紅葉谷。
正面に見える赤い塔は、子安塔。
広い境内を回り、子安塔の所まで来ました。
子安塔は、高さ約15メートルの美しい三重塔です。
モノトーンの空からは、再び雪が降り始めました。
1月27日。雪の朝の清水寺でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。