十石舟が行き交う「伏見・濠川の桜」

公開日 : 2019年04月11日
最終更新 :
筆者 : Akio
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桜満開の伏見・豪川(ほりがわ)。

写真は4月7日(撮影)

豪川は太閤秀吉が伏見城築城のために宇治川から引かれた水路です。

満開の桜の咲くこの時期、酒蔵と桜の景色は

京都市内で見る桜風景とは、また違った趣きがあります。

伏見の街は豊臣秀吉が建てた「伏見城」の城下町として発展した町でもありました。

そして、伏見と言うと日本酒ですね。

古くから酒造の街として栄えてきた伏見は、豪川沿いに月桂冠や黄桜をはじめとする

伏見の名水で造られた酒造が並んでいます。

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《伏見・濠川と龍馬》

時代が江戸時代に入ると、伏見の町は大阪と京都を結ぶ

淀川の舟運の港町としても栄えた町でありました。

坂本龍馬の常宿として有名な寺田屋さんは、濠川沿いにあります。

江戸時代の伏見には「寺田屋」のような船宿は何件も軒を連ねていました。

寺田屋事件の時、濠川を使って島津屋敷まで龍馬は逃れたとも言わています。

そして、妻のおりょうと共に薩摩へ向かった「日本最初の新婚旅行」も、ここの船が始まりだったそうです。

川沿いには龍馬・お龍の銅像があります。

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桜景色の濠川を、十石舟・三十石船が行き交っています。

江戸時代の頃、十石舟や三十石船は旅客や貨物を輸送する

海上交通手段として重要な役割を果たしていました。

現在は観光遊覧船として運航しています。

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今週の京都は気温の低い日や雨の日も続いていますが、

桜の見頃は続いています。

伏見濠川の桜景色でした。

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《伏見、濠川水路》

〇アクセス  京阪本線「中書島駅」徒歩5分

       「伏見桃山」駅徒歩10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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