梅の良い香り「清凉寺」
《早咲き梅が咲いています》
清凉寺の境内では、梅が咲き始めています。(写真は1月16日)
清凉寺は、嵐山から真っ直ぐに進んだ所にある浄土宗の寺院。
建てられたのは寛和3年(987年)。
大きな仁王門は1776年(安永6年)の再建です。
門の左右には仁王像(金剛力士像)が置かれています。
清凉寺は、知る人ぞ知る梅の名所です。
境内は、とても広くて多宝塔前や阿弥陀堂付近など3ヵ所に梅の木があります。
今咲いているのは本堂手前「竹仙」前の白梅です
阿弥陀堂前では紅梅の蕾も膨らんで来ています。
阿弥陀堂から少し奥に進むと、歌の歌碑があります。
<中村芳子の歌碑>
「あでやかに 太夫となりて 我死なん 六十路過ぎにし 霧はかなくも」
中村芳子さんは、初代 中村雁治郎の末娘であり元女優。
1980年(昭和55年)11月に夕霧太夫を襲名し、7年間、島原の太夫として活躍されたそうです。
1987年(昭和62年)12月3日に死去
1988年(昭和63年)11月13日に歌碑が建てられています。
<吉井勇の歌碑>
こちらは、夕霧大夫・中村芳子を偲んで、歌人の吉井勇さんが歌を詠まれています。
「いまもなほ なつかしとおもふ 夕霧の 墓にまうでし かへり路の雨」
吉井勇さんは大正・昭和期の歌人・脚本家。
ゴンドラの歌などが有名です。
(命みじかし 恋せよ乙女・・・・)
土塀沿いでは山茶花も見頃を迎えています。
この冬は暖冬と言うものの朝晩は肌寒い日が続いている京都ですが、咲いた白梅からは梅の良い香りが伝わって来ました。
≪清凉寺≫
〇京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
〇拝観時間 9:00-16:00
〇拝観料・境内自由
本堂の拝観料400円 釈迦如来立像の拝観料1000円。 霊宝館の入館料400円。
〇アクセス(電車) JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩15分。
京福電鉄嵐山駅より15分。
(徒歩) 渡月橋から徒歩15分位15。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。