キネマストリート「大映通り」を歩く

公開日 : 2020年01月26日
最終更新 :
筆者 : Akio
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《映画の町「太秦」》

かつて日本のハリウッドと呼ばれた太秦の町。

昭和初期の太秦には多くの映画会社の撮影所がここにありました。

1 阪妻プロ太秦撮影所(1926-1930)

2 松竹太秦撮影所(1930)

3 帝キネ太秦撮影所(1930-1931)

4 新興キネマ太秦撮影所(1931-1942)

5 大映京都第二撮影所(1942-1947)

6 東横映画撮影所(1947-1951)

7 東映京都撮影所(1951-現在)

今、太秦の大映通り商店街を歩くと、映画の町を思う場面にいくつか出合います。

太秦商店街は京福電鉄の太秦広隆寺駅から帷子ノ辻駅までの区間(約700m)に東西に伸びています。

大映通りを歩くと街灯はフイルムカメラ。

そしてオレンジ色の歩道デザインはフィルムです。

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通りを進むと、中ほどに三吉稲荷神社があります。

三吉稲荷神社は、昭和3年(1928年)に始まった日活撮影所の建設に伴い、日活関係者が竹藪の中にあった三吉稲荷大明神と中里八幡大菩薩のふたの祠をまとめて昭和5年(1930年)に創建したそうです。

それ以来「映画の神様」として多くの映画関係者も参拝に訪れ、往年のスターたちが寄進した石柱も残っています。

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また、平成12年(2001年)には「日本映画の父」と呼ばれた牧野省三さんの顕彰碑が映画俳優や関係者の寄進によって建てられています。

境内では、このところの暖かさで梅が咲いて来ました。

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帷子ノ辻駅近くまで進むと、スーパーの前には、大魔神が建っています。

大魔神像の高さは約5メートル。

日本の特撮映画と言えば、東宝の『ゴジラ』が有名ですが、大映の特撮は『ガメラ』とともに「大魔神」でした。

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大魔神像の高さは約5メートル。重量約1トン。

1999年以来、倉庫に眠っていた大魔神像を「キネマのまち太秦のシンボルに」にと修復され、大映通り商店街の顔として2013年よりたち続けています。

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《大映通り商店街》

〇アクセス 京福電鉄 嵐山線太秦広隆寺駅 下車すぐ

      帷子ノ辻駅 下車徒歩1分。

      JR西日本 嵯峨野線(山陰本線)太秦駅 下車徒歩10分

〇大映通り商店街HP

 http://kinemastreet.com/

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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