青もみじ見るなら「東福寺」

公開日 : 2020年07月14日
最終更新 :
筆者 : Akio
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《東福寺の歴史》

京都を代表する紅葉の名所として有名な東福寺。

鎌倉初期に藤原道家によって創建され、東大寺と興福寺からそれぞれ一字ずつを取って称した東福寺。

わが国、最古最大の大伽藍が立ち並び、日本最古の大きな三門や

重森三玲が手がけた本坊庭園や通天橋の紅葉が名高いお寺です。

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《広い境内に広がる青もみじの世界》

東福寺と言えば紅葉シーズンは大型バスが列をなし、1日に数万人が訪れる紅葉の名所で、とても混雑するというイメージがありますが......

7月の今は、青もみじのなかに初夏の穏やかな時間が流れています。

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広い境内は6万坪。

この季節の東福寺は、どこを歩いても青もみじに包まれるように散策できます。

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《東福寺のもみじ》

東福寺はかつて桜の名所でしたが、東福寺の画僧・明兆(みんちょう)が桜見物で、遊興の地となることを危惧し、室町幕府第4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)に伐採を願ったそうです。

なお現在も、東福寺に桜の木は1本もないそうです。

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当たり前の話ですが、紅葉の美しいところは、青もみじはさらに美しいといわれます。

通天橋からの景色を満喫したあとは境内を下に降り、小川が流れる洗玉澗から仰ぎ見る緑や、散策道に射す木漏れ陽に癒やされるのもおすすめです。

京都の紅葉処を代表する「東福寺」。

7月の今は、境内が緑一色となり圧巻の緑の世界です。

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《東福寺は建物にも注目》

通天橋エリアを出て、寺院の境内に進むと、わが国、最古最大の大伽藍が建ち並んでいます。

どの建物もとても大きいです。

東福寺は、もみじだけでなく、建物にも注目です。

なかでも本堂の奥にどっしりと構える三門は、

現存する禅宗寺院の三門としては日本最大にして最古といわれ、国宝です。

池では蓮の花が咲いています。

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【東福寺】

・住所: 〒605-0981  京都府京都市東山区本町十五丁目778

・拝観時間: 9:00~16:00(受付終了16:00)

・拝観料: 通天橋・開山堂 600円、東福寺本坊庭園 500円、東福寺本坊庭園・通天橋・開山堂(共通拝観券)1000円

・アクセス: 京阪本線「東福寺駅」から徒歩約10分/JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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