行く夏とコロナ終息を願う「嵯峨の送り火」
暑い日が続きますね。
京都も38℃超えの日が連日続いています。
20日の夜、右京区嵯峨・大覚寺では弘法大師「空海」の命日前日にあたる 「宵弘法」が行われました。
例年、この夜は広く寺院が開放されていますが、本年(2020年)は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して行われました。
そのため模擬店・宵弘法コンサートは実施されませんでした。
大覚寺は平安時代初期に在位した嵯峨天皇から始まりました。
嵯峨天皇の、信任を得ていた「空海」が寺院内に堂を建て、修法を行ったとされています。
この夜、大沢の池にはご先祖様を敬う無数の灯籠が浮かびます。
灯篭は、夕暮れの時間とともに明かりが浮かびあがってきます。
大沢の池は、観月の為に作られた日本最古の池で
1周は約1kmあり、春は桜の名所です。
19時になり、桟橋で施餓鬼法要が始まりました。
僧侶の方々が、祭壇の前に来られ般若心経の読経が始まりました。
般若心経が響く大沢の池。
池中央に設けられた祭壇に船が近づき点火されると、祭壇は赤々と燃え上がりました。
池に浮かぶ無数の提灯と中央に燃え上がる祭壇。
時折、炎の「パーン」という音が響きます。
今の気候は、お盆は過ぎたのに連日の猛暑続きでコロナも難しい状況が続いています。
僕は、燃えあがる炎にコロナ終息を願いました。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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